えぐみ

覚えたことは、竹の子の茹で方よりえぐみという味。

この日、米糠がない中で人生で初めて竹の子を茹でてみた。代替品として米でもよいとのこと。そして赤唐辛子も入れた。

書かれた通りに長時間茹で、皮むき、切る。皮自体もどこまで剥けばいいのか、果てしなさに途中で断念し取り敢えず切った。そして竹の子ご飯にするべく、いざ調理前に一切れ食べてみる。が、苦い。しかもいつまでも舌に残る。こ、これがえぐみ。最初はとうもろこしのような甘い香りがしていたのに一瞬で忘れる。栄養価が高ければ逆に好かれそうな味だが、全くそうではない。ただ、なぜかテンションが上がる。え、えぐみ。

このえぐみの正体は灰汁らしい。たけのこのえぐ味成分はシュウ酸やホモゲンチジン酸というものとのこと。他の野菜とはレベルが名前からも違そう。私には代替品なんてもっての他で、まずは糠買ってから。