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一番泣いた人生の分岐点

一番最初に勤めた会社を辞めたこと。

約8年働いたけど、辞めるきっかけの出来事があってから辞めるまでは2週間。辞めると決断するまでは4日間だった。

初めて勤めた会社で、憧れの仕事で、人生で初めての大きな決断と挫折。

大事なことはいつもひとりで決めてしまうけど、今回は急すぎてお世話になった先輩にも同期にも事後報告。

仕事を応援してくれている両親に話すのは、勇気がいった。
なのでこんな時は、いったん兄々に話して練習してみる。

父ちゃんは「辞めたらいい」とだけ言って静かに後押ししてくれた。
お母さんはいつも通り「そうな」と言って反対しなかった。
落ち込んでいないフリしてたけど、多分色々察していて、ほぼ毎日仕事帰りに私のアパートまで顔見に来てくれた。

仕事の上司で私の第二のお父さんは、わざわざ電話をくれた。
「俺だったら絶対こんなことにさせない」って言ってくれたのが心底うれしかった。

あれから10年たって今振り返ってみても、「結婚すること」とおなじくらい或いはそれよりも大きな決断だったし、やっぱりつらい思い出。

でも今振り返るとあの決断は間違っていなかった。

なにより、私がつらい時にそっと支えてくれる人が周りにいることが、はじめてわかった思い出。


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