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孤高のサラブレッド。速すぎた名作パソコン「日立 MB-S1」

自分が買ったパソコンは日立のMB-S1という、当時新発売されたパソコンでした。

この機種は、IG(イメージジェネレーター)という自分でキャラクターを作れる機能が搭載されていて、また、パソコンの頭脳ともいえるCPUというパーツにも、8ビットパソコンとしては当時最速ともいえるチップを積むなど、ゲームを作るのにはうってつけの性能でした。

最初は入門書片手に、自分のキャラクターを表示してキー操作で動くようにしたり、背景に壁を置いて判定で進めないようにしたりと、一つ一つ基本的なプログラムを覚えていき、徐々に敵を表示して自分との位置関係で追跡するロジックを組んだり、関数を使用して複数の敵を表示できるようにするなど、応用を学んでいきました。

その後は、パックマンやインベーダーなど、既存のゲームの模したゲームを制作し、どこまで再現できるか試したり、逆に見せ方や元のゲームで気になったところを変更したりと、アレンジを楽しんでいました。

そうこうしているうちに、オリジナルのゲームも作ってみたくなり、設定やストーリー、ゲームのルールやキャラクターを考えて、プログラムで表現することに取り組むようになりました。

試行錯誤の末、オリジナルのゲームはできましたが、自分は面白いと思って作っているものの、人が遊んで面白いかは分からないため、気持ちとしては完成していない状態でした。

そこで、人の評価も見てみたいと思い、パソコンを始めるきっかけとなった「ベーマガ」に自作のプログラムを投稿することにしたのです。

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