【書評】「ゴミ人間」西野亮廣

「人にアドバイスを求めたならば確実に実行しろ」
西野さんもＭＢさんも堀江さんも同じ事を言う。
確かにその通りだと思う。
しかし、言われたことを確実に実行するのは難しい。
それが出来る人は多くないように思える。
ゆえにここに勝ち筋があるような気がする。
だから、言われたことを確実に実行出来れば他人との差別化になる。

※『』は全て西野さんの本から引用した。
『自分が思い描いた世界を制限なく具現化出来る為の環境作り』
『正解はない。選んだ道を正解にするための施策を全て打つ』
何かに取り組むなら、環境と過程が大事だ。
この環境と過程を作り出せるか。
ここで会社(仕事)や家庭との折り合いが発生する。諦める人が増える。

しかし、会社というのは安定と引き換えに
『参加した時点で負けが決定している』場所。
(↑これは人と会社と価値観による)
だから『どこで勝負するか？どこで結果を出すか？』は大事。

そして『努力が報われるかは運の要素もある』が
『報われない努力を排除する事に運の要素はない』。
報われない要素を減らすのはコントロール可能だ。
『コントロール出来る事を明らかにすると迷いが消える』

今の会社は報われる場所か？
今の仕事は報われる仕事か？
今、仕事で深く悩んでいる人は、自分の周りに沢山いるし、職場の同僚のほとんどの人は悩んだ末に去っていった。
昔の自分もそうだったし、今も全く悩んでいないわけでもないが、今はこの一節に強く共感する。
『なんだよ、折り合いなんてつけなくて良かったんじゃないか。』
あのサディスティックなクソ上司にも、
あのわがままで自分勝手な同僚にも、
あんな意味のない慣習だけの仕事にも、
あの店にも、取引先にも、スケジュールにも。

覚悟を持った人の言葉は人を動かす力がある。
何かにチャレンジする時にとても勇気づけられる。