見出し画像

突然住む場所が無くなったときの話②

最近今まで着ていた服がどんどん似合わなくなってきている3X歳、バツイチ(予定)ハラダトモコです。去年の着ていた服が、全然似合わないという恐怖と闘っております。


今回は前回の続きを書いていこうと思っております。今回も長いです。

前回の話を要約すると、

①2日間で10年分の荷物を整理しなくてはいけない(48時間フルに使えるわけでもなく、旦那が指定した時間内のみ作業できるという、どんな罰ゲームだ)
②荷物を運びこむための新居を探して契約しないといけない。が。お金が無い!
③弁護士に相談しにいかないといけない
④以上の事を、平日仕事しつつ並行していかないといけない

おおおお・・・・・考えただけで眩暈がしてくる・・・・

いや、それでも落ち込んでいる暇はないのです。
こうなったのも、旦那(何度も言いますが自称ミュージシャン無職歴3年の40歳)の正体を見破れなくて結婚してしまった私の責任である。

私は即行動に出ました。

たまたま、旦那からの離婚調停云々のメールが来た時には旦那と住んでいたマンションのある街のお隣の街にいました。
そしてその街は私が10年前に初めて一人暮らしをした街でもあったのです。
時間はもう夕方を過ぎていましたが、私はその足で一人暮らし時代にお世話になった不動産屋さんを目指しました。
その不動産屋さんは家族経営で親子で経営している小さいけれどとても親身になってくださった不動産屋さんでした。
藁にもすがる思いで訪ねてみました。
その時、息子さんもお父様も不在でしたが息子さんの高校時代の同級生で同業だという方が店番をしていらして、事情を聞くとすぐにたくさんの賃貸情報を出してくれました。
そして次の日に即内見という事になりました。
次の日お店に伺うと、一人暮らし時代にお世話になった息子さんがいらっしゃったので全ての事情を話しました。契約するには不利になるかと思いましたが、今は非常事態と私は判断したので一刻も早く即入居できる部屋を探さないといけなかったので。
3件ほど見せてもらい、最後に予算よりちょっとオーバーしましたが駅より5分以内で明るい道を通って帰宅できる部屋に決めました。


そしてそのまま即契約。


一番最短で入居できる日は5日後となりました!早い!不動産屋さん、ありがとううううう!!!!!!

即契約と書きましたが、そう。お金の問題。

私のその時の全財産は20数万円。

前の晩に、私は実家の部屋の隅でひたすら電卓を叩いておりましたのよ(不気味)。

東京は家賃が高い。高いけど、荷物の運び出しを考えたら、とりあえずは前のマンションからなるべく近場にしないと引越しもタダでは出来ない。

不動産屋さんにいただいた賃貸物件情報の敷金礼金前家賃。

うーん。

考えてました。無い脳みそをフル回転して考えました。そして私は

人生初の銀行カードローンで10数万借金しました。


ただしこの方法はあまりお勧めできません。

私がカードローンを少額といえどしたのは、

1~2か月内に一括で返済できるアテがあったからです!

そうです。あと2か月後くらいに支払われるであろう、ボーナスです。過去の経験からして、借金分くらいの金額はもらえると考えての行動です。そうじゃないと利子が怖いですし、返済が遅れた場合の社会的信頼度が落ちるは怖いですからね。

一度実家で会社の倒産を経験している分、人一倍借金には敏感な私がカードローンに手を出したわけです。背に腹はかえられぬ。あ、因みにこの二ヶ月後に無事に賞与が貰えて全額一括返済出来ました。

ともかく旦那の言う期日内には部屋を明け渡せるようになった!

次に早急にしなければならないのは旦那と暮らしていたマンションの荷物の整理です。

そうです、あの10年分の荷物です。

旦那からのメールによると、粗大ごみで出すものはこっちで出しておくから、とにかく即部屋を明け渡せとの事だったので(すごい自分勝手ですね。家賃はこっちも半額出しているのに)
その日は午後からはマンションに入れるとの事だったのでマンションに向かいました。
3日ぶりだと言うのに、とても久しぶりに感じました。

ドアを開けると・・・・リビングは信じられないくらいぐちゃぐちゃに散らかっていました。
そして玄関に飾ってあった結婚写真や、二人の思い出の写真類がゴミ袋に入れられておりました。


その結婚写真、全額私のお金で撮った物ですけどーーーーーー?!

私達は結婚式はしておりません。
人それぞれだと思いますが、高いお金払って結婚式するのはもったいないという私の考えが強く反映していたのと、稼ぎも少なく貯金もないのに結婚式をあげるというのは身の丈に合っていないと思ったからです。
義実家がお金を出してくれそうな雰囲気でしたが(自称ミュージシャン無職歴3年40歳の旦那は、一人っ子のお坊ちゃんでございました)、親のお金は親のお金。成人した大人が親のお金で結婚式をあげるのは私は嫌でした。

やるなら自分たちのお金で!出来ないなら、それは身の丈にあっていない事!というのが私の持論です。

でもね。一生に一度(と、その時は思っておりました)の結婚。
私も年齢も3×歳という事もあり、せめて白無垢は一度は着てみたい(和装希望)。
また旦那が長男一人っ子という事も配慮して、写真だけは撮ろう!と私から提案して撮ったのです。

そう高級なものではないですが、近所のちょっと有名な神社で半日撮影して、オプションで簡素な身内だけの結婚式的なものをしたのです。
念願の白無垢も着れたし、両家の親も喜んでくれたし、少し親孝行できたかな、と私も嬉しかったです。
ちなみにこの時に写真撮影から、アルバム代等は全額私の貯金から出ております。
転職してまだ一年未満でしたが、初賞与を全額投資して撮影。

旦那は一円たりとも出しておりません。

でもさ。その時は私も、自分が撮影したいと思ってただけで旦那を付きあわせてしまっているから、全額私が出して当たり前よね~っと思っていたのですよ。まぁ確かに今もその考えは変わりませんが、それでも写真撮影で誰よりはしゃいでいたのは花嫁の私ではなく、旦那(自称ミュージシャン無職歴3年40歳)でしたけどね。

まぁ、その写真類がゴミ袋に突っ込んでありましてね。

悲しいというよりも、怒りですよ。

また別途に詳細は書いていきますが、旦那は40年間自分の稼いだお金で生きてきた事が無い人でした。その事実は別居する直前に発覚しました。

旦那の母親(私から見て、義母ですね)からの、義父も知らなかったであろう、とんでもない額のお小遣いで生活してきたんですよ。

40歳で一度も自分の稼ぎで生きてきたこと無い人間が、私の必死に働いて貯めて残した思い出をゴミに捨てるという暴挙。

いいんですよ。結婚写真は離婚となったら私も見たくもないので捨てるのは別に構いませんのよ。

ただし、一銭も払ってないお前が捨てる権利は無い!!!!!

全額私の必死に働いて稼いだ金である。

自身の稼いだ金銭で生活したことが無いというのは、お金の価値がわかっていない人だと思っております。

私からしたら10万円って大金なんでよね。薄給の中でも生活費や住居費を払って、更に自分の娯楽費を切り詰めて月に少しずつ貯めて半年くらいでようやく貯まる額なんですよ。

旦那からしたら10万なんて金額は働かなくとも母親に一言いえば簡単に振り込まれる金額よりも少ないのですから、価値なんてわかるはずも有りません。そして旦那は実家で暮らしていたときですら、実家にお金を入れたことは一度だってないと聞いておりました。

私だって、結婚写真なんてもういらない。

でも全てが終わるまでは、手元に残しておこう。調停や裁判で、何かしら必要になるかもしれない。

そして私は結婚写真やアルバムをまずはゴミ袋から取り出してとりあえず必要な物として手元に残しておくことにしました。

さて。

ここからが本番である。

自室の荷物整理です

一人暮らし時代の荷物を含めた、10年分の私の荷物。私の全財産でもあります。

長くなりそうなので、これも続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?