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芸術に触れるという感覚

こんばんはtomoです。

近頃はコロナの影響で始まった自粛生活が、段々と私たちの日常の一部になってきていると感じることが多くなりました。テレビやSNSでも、積極的にリモート撮影やオンライン収録が行われ、人との距離を保つソーシャルディスタンスも今や常識的に意識されるようになりました。

緊急事態宣言が解除された今も、これらの生活様式は継続していく必要がありそうです。

今までとは全く違った働き方や生活スタイルが広がる中、新たに私が強く惹かれるようになったのが芸術というものでした。

芸術といっても様々ですが、私はどんなものであれそれに芸術性(独創的な世界観や心に触れるもの)を感じたものが芸術であると思っています。

最近では、コロナウイルスの影響で公演が中止になってしまったバレエ団やオペラハウスが、募金活動の一環として動画配信サービスで公演を公開するということが積極的に行われていて、これはとても贅沢な素晴らしいものでした。私は昔クラッシックバレエをやっていたということもありバレエ鑑賞が大好きなのですが大きな舞台を頻繁に見に行くということはなかなかできませんでした。それを家にいながらにして、好きな時間に鑑賞することができる。なんとも贅沢な時間です。これで私は他にもミュージカルやオペラを観ることができました。

ここで私は芸術というものが持つ力のようなものを強く感じることになりました。私は自粛生活というものの中で、思うように行動できないもどかしさや不安、家から出られないということに対して少なからずストレスも抱えていました。そんな私に、それらの精密に計算され、完成された一つの芸術作品は大きな感動を与えてくれました。これらは多くの場合、作品の中に具体的なメッセージが込められているわけではありません。しかし何かしらの思いや衝動をその作品を通して受け取ることになるのです。

その衝動は、今まで私が芸術に対して抱いていた興味をはるかに上回ったものとして私の元にやってきました。今まではただ鑑賞者として、観客としてそこにあるものを見ているという感覚でしたが、芸術をただみるのではなく、そこから新しく自分の中にあるものに気付かされるような、創造意欲が掻き立てられるようなものでした。そしてこれは自分が芸術に触れているという感覚でした。そこから私はさらにそれらの衝動がどこから来るのか、それをもたらしている芸術というものに一層惹かれるようになりました。

私は、映画、オペラ、ダンス、文学、様々な芸術に触れたいと考えるようになり、それらを手当たり次第鑑賞しました。時には、その衝動が実際に行動につながることもありました。以前よりも絵を描いたり、文章を書くということに時間を使うようになってそれが楽しいと感じる時間でした。芸術に触れる。これは私の中で大きな衝動であり興味の対象になりました。

この芸術というものの定義、これらのもたらす作用が具体的になんというものであるのか、私にはまだわかりません。しかしこの自粛期間に出会った、私が足を踏み入れてしまった、深く興味深い分野であることは間違いありません。

これから新しい生活が始まっても、この芸術というものに触れ続けていきたいと思っています。

今回はここまで。

お休みなさい。

tomo


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