スーパーな友

 今年は成年女子の国体があった。大会期間中の同部屋は高校時代から一緒だった同級生。その子はいつもポジティブで強くて自分には持ってないものをもってるなっていつも感じてる。
1日目の試合、その子は試合に出ず、ベンチだった。私は試合に出たが全くボールにさわれず、うまくいかなくてすごく落ち込んでいた。後半の途中にベンチに下がって、前半から泣きそうだった私はずっと静かに試合を見ているだけだった。交代枠を全て使い切って試合に出れなかったメンバーのほとんども静かに試合を見てた。でも同部屋の子だけはずっと声を出し続けてた。今日自分がチームに対してできることはそれだけだったからやり続けたって言ってた。
2日目、その子はスタメンだった。久しぶりのスタメンはとっても嬉しそうで、朝6時半くらいから1年前に対戦した時の相手映像を2周もしてた。絶対クリンシートで勝ったる自分ならいけるわって朝から隣で言っててもうなんかすごいしかでてこなかった(笑)結果、相手は強かったけれど久しぶりに私は得点することができて、PK戦にもつれこんだが、その子のPKストップでチームは勝った。とっても嬉しかったし、さすがやなって感じた。
決勝戦もお互いスタメンで頑張ったもののチームは負けてしまった。いつも試合前不安だった私だけど、その子と同じ部屋になったおかげで強い気持ちで試合に挑めたし、笑顔になれた。後ろには強い気持ち持った仲間がいるって考えたらすごく安心感があった。あの子が失点したらもうしゃあない。誰もとれへんやろって思うくらい信頼があった。もう6年目の仲だけどやっぱりすごいなって感じたし、そこが自分との差だなってとこも同時に感じた。少しずつでいいからポジティブを言葉に出していって、いつかあの子みたいに周りも巻き込むくらいのポジティブになれたらいいなあ。


って思えた国体期間でした。
よし、オフも明けて明日からまた頑張ろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?