【③辛口恋愛談義】見る目のない女はこうして不幸な恋愛をする。

前回の記事では、見る目のないオンナの恋愛パターンを書かせてもらったが、かつての私は、あの痛々しいパターンの3つ、全てを持ち合わせた、こじらせ女であった。

まず、恋愛を楽しいと思えなかった。

ピークは付き合い始めぐらいまでの口説かれている時期まで(笑)←早っ

熱心に口説いてくれる時はただただ嬉しい&楽しいけども、この時期、余裕でいられるのは、まだ付き合っているわけでもないので失うものがないから。

で、現実味を帯びてくるとだんだんとナーバスになり始める。

特に ②の情緒不安定女なんて、まさに恋愛暗黒期の私そのもの。
いろんなことに敏感すぎて安心のカケラを探すのでいつも精いっぱい。

恋愛が楽しいなんていう感覚を持てる余裕はなかった。

不安だから、相手がしてほしいであろう事を探し、せっせと世話を焼く(①尽くして利用される女)。

だけど、やっぱり不安で。。

そういう状態の私の感情の起伏は相手にバレると嫌われると思っていたので常に平常心を装う。

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そう、まさにここで、③の鉄仮面女にスライドしていく。

実際にはここで、情緒不安定をこじらせて、「自分の被害妄想を相手にぶつけて困らせる」、という破壊的な恋愛パターンにスライドしていく人もいるが、私の場合は大体、「鉄仮面女がレギュラー参加してくる」というスタイルだった(笑)

やっぱり、相手を好きであればあるほど、また、不安であればあるほど、「自分を出す」なんていう恐ろしい行為はハードルが高すぎてできなかったのだ。

先日、ドラマで主人公の女性が彼に怒っているシーンでのこと。

彼からの着信を見て、すごーくスネている彼女はパッと指でスライドさせて消しちゃう、というシーン。

これが仕事中だったら「忙しいのかな」、と思うだけだろうし、普段なら、「電車の中だったのかな」、という解釈もできる。

でも、このシチュエーションでそんなことすると明らかに居留守がばれているわけで、そんなことして相手が嫌な気持ちになったらそれこそ一大事。

主人公の女性の行動は、自分を信じているからできる行動であり、彼に怒っている事がバレても関係ない、と思っているからできること。
むしろ怒っている事をわかってもらいたい、ぐらいな。

だけど、鉄仮面女の大きな特徴はやっぱり自分の感情をうまく表現できない、ということ。

自分の感情よりも相手の感情を優先することで、トラブル回避してきたので、その手段しか知らない。

「ぶつかりあうって何?」
「向き合うって何?」
「雨降って地固まる、なんて怖いじゃないですか」
みたいな感覚。

自分を信じていない。自分を大切にできない。
ならば、相手にすがるしかないわけで。

とにかく相手の顔色を見て、いつも寛大で機嫌のいい女を演じ、希望通りの愛情表現をされなくとも、ムッとすることを言われても気にしないフリ。

はい、鉄仮面、装着完了。

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・・・だいぶ痛い奴です。

客観的にみてこんな女、魅力的なわけがない。

でも、当時の私にそんなことは分からない。

客観視する余裕もないし、基本的に、視点がズレていたから「自分がありのままの自分であること」以上に「彼に嫌われないこと」の方が重要度が高い、という奇想天外、奇天烈ファミリーの仲間入り。

いったい、誰のための恋愛だ?あ?
と言いたくなるような謎の思考回路の持ち主だった。

恋愛にブロックがない人からすると、これって相当ばかげている事だというのは分かるのだけど、当人にとっては死活問題くらい重要に思える。

ちなみに私は、暗黒期ピーク時、
うまくいっていなくて不安でしかたのなかった私は帰りの遅い彼を、起きて待っていて(まず、その重さっ^^)
泣きながらタロットカードやってたのに(笑)彼の帰ってくる音が聞こえたら、バレないように、お布団に入り、眠っている演技までした。

震える寒さを覚える。

あまりの寒さにシベリア急行に乗ってどこかに行ってしまいそうだが、なぜそんなに、幸せでもない恋愛にそこまでしがみついていたのか・・・
当時の私に聞いてみたい。

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当時考えていたことは客観視すると実に滑稽だが、これは、多くの恋愛不得意女子が、今まさにこの瞬間にも陥っている状況そのものであることは間違いない。

そして、このパターンで恋愛する限り、絶対にいい男と付き合えないことを、次回、説明する。

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