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三つ子を ワンオペ育児で育てられると勘違いされなければいいな。

育児中に 私は沢山の人から声を掛けてもらいました。

そして、話しの最後は「頑張って。」や「ムリしないで。」の励ましの言葉をいただきました。

しかし、育児に必死な時は「ムリしないで。」と言われると、『私がムリしなかったら子供達は誰が育てるの?』と心の中で思うことがありました。『ムリしない』ことを選べない状況にいた時は、ただ生活を回すことで精一杯になり他人の言葉にも敏感になっていました。

今は育児中の人を応援する立場になってきたわけですが、三つ子のお母さんではなくても、ワーキングマザーのワンオペの話しに「ムリしないでー。」と声をかけたくなります。だけど、「ムリしないで。」の言葉に私が苦しんだことを思い出すと、・・・・頑張っている方にかける言葉がなくなります。


私に「ムリしないで。」と声をかけて下さった方の 本当の気持ちがわかったのは、私にムリが溜まり 自分の限界を知った時です。その時に「ムリしないで。」と私に温かい言葉をかけていた人は『ムリをすると人はどうなるか』を知っている人達だということにも気づきました 。そういう人は自ずとムリをしない生活を心がけています。だから私も限界を超えてからはムリをしない生活にチェンジし、気楽に楽しく生活を送るようになりました。

ワンオペ育児で三つ子を育てている方には私のnoteをみて こんな子育てもあるのかーと希望をもってもらえると嬉しいのですが、三つ子をワンオペ育児で育てた人がいるのだから”三つ子をワンオペ育児で育てられる”と勘違いしなければいいなと思っています。

ここではっきり書いておきたいと思います。私はワンオペ育児で三つ子を育てられると発信しているわけではありません。必死に頑張った時があるのです。

しかしどうしてか?三つ子のいる家でなくても日本には必死な状態で育児をしている女性が多いのだなーと感じます。(私にそう感じるだけかもしれませんが。)

子育ての楽しさを追求することはススメます。だけど子育ての楽しさを追求するには、何かストレスや疲労を抱えていては楽しさを探すのは難しくなります。またそこから子育てを楽しもうと思う気持ちが湧くまで、時間を要する場合があります。私は皆がムリをしないで子育てができる世の中になればいいなぁと思いますが、これは各家庭での努力や協力というよりも 日本全体で変わっていく必要があります。

昨今ワーキングマザーが増えています。ワーキングマザーだって、工夫をしたり ある時間をやりくりして生活しているのに、『仕事と子育ての両立が出来て当たり前』と勘違いされているような気がします。そこを『仕事と子育ての両立が出来なくて当たり前』のところからスタートできたら、ムリしないで子育てもできると思うのですが・・・・。社会・家庭の両面で男性の本来の力が発揮されることを期待します。


頑張ってやっていることが、「なんだ、出来るんだー。」程度に世の中が勘違いしている部分があると私は感じたので書いてみました。

勘違いされないといいなー。



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