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子供にサンタの真実を伝えなければいけないと思った理由。


(記事を書く私も 子供に見られないよう気をつけていますが、読まれる方も お子さんに見られないようご注意ください。)


クリスマスを控え、コロナ休校の間に親子で話し合ったことを 私は振り返っています。


我が家には13歳の長男と10歳になる三つ子がいます。4人ともサンタはいると信じて育ってきたのですが、私は長男にこの春、真実を伝えました。

今年の春のニュースといえば、どの番組も新型コロナの話題ばかりでした。三つ子はポカーンとした表情でニュースを見ていましたが、それに比べて長男は積極的にウィルスの予防に関心をもったり 様々な国の政治にも注目してニュースを見ていました。

そんな長男の様子にだいぶしっかりしてきたと感じたのですが、

ふと 三つ子に「ねぇねぇ、お兄ちゃん。サンタは今・・・?」と声をかけられると、

長男は「雪が無くてもトナカイは空を飛ぶから・・・。」「サンタさんのために、皆は家に煙突をつけるべきだよね。」「サンタさんはおもちゃ工場をもっているんじゃなく、イオンやトイザらスでおもちゃを買っている。(包み紙から察している)」とファンタジーな世界に浸かる姿があり、私は1人違和感を感じました。

新型コロナはウィルスにより感染する 国によって政治が違う・・・あらゆることを理解しているのに、知らないおじさんがプレゼントを持ってくると信じている長男に不安すら感じてきました。

ーああ~、サンタは空想の世界だと教えないといけないのか。

ーサンタがいると信じて喜ぶ子供の姿を見るのが嬉しかったけど、子供か成長すると子供にウソをついている罪悪感も出てくるのか。

そう感じた私は、長男に真実を伝えなければならないと思いました。


タイミングを見計らって 長男に

私 「◯◯(長男)は、だいぶ大人っぽくなってきたから話すけど、実は ね、・・・・サンタはお☆さんと お★さんなんだよ。」

長男は 「え?だって・・・・」と戸惑っていましたが、「あーでもオカシイと思う点がいくつかあったもんね。えー。サンタは、いて欲しかったなー。」とゆっくり理解し始めました。

私 「◯◯にサンタがいるって夢を持たせたくってやっていたんだ、話を聞いて傷ついたらゴメンね。知らない人がプレゼントを持ってくることはないんだ。〇〇にプレゼントしてくれるのはお父さんとお母さん、あとはお爺ちゃん・お婆ちゃんくらい。でも○○には、サンタがいなくてもプレゼントをくれる人がいるよね。次からは〇〇にはサンタは来ないけど、お父さんかお母さんがクリスマスプレゼントを用意するからね。まだ三つ子にはサンタのこと言わないであげて。・・・どう思った?」

長男 「えーじゃあウソをついていたの?」と言い出しました。

私 「そういうことになるね。でも 子供に夢を持たせたくて そっとプレゼントを置いていた、お☆さんとお★さんの気持ちも分かる?」と聞くと

長男「うん、ちょっと胸が温かくなった・・・・。」と言ってくれました。

長男の友達もサンタを信じている様子だったので、それに合わせて私も息子が13歳になるまで真実を言わないまま過ごしてきました。しかし子供から大人になろうとしている我が子の様子を見ていたら、真実を伝えなければいけないと思い、現実と空想の世界の境を教えることになりました。


真実を知った長男は、夫にクリスマスプレゼントの前借り!?をしたようです。(夏にゲーム関連のやり取りをした様子。←そんなオチはいらない、やめてよね。)

三つ子は、友達や知り合いの中学生に「サンタは来る?」と聞きまくっているみたいです。はっきり言うと、(女の子はやっぱり勘が良いのか)もう限界がきています。だけど三つ子も10歳になるし、気づいても良いですね。

知り合いの中3のお姉さんはとてもシッカリした子です。三つ子から「◯◯ちゃんのところに、サンタは来る?」と聞かれ、その中3のお姉さんは「(サンタは)来るよ。」と答えたそうです。きっと優しさで答えてくれたのでしょう。「サンタが来ない人はサンタがいるって信じなくなったから来ないんだよ。サンタがいると信じていれば来るんだよ。」と伝えてくれたようです。そうか、信じる力も大切だよね〜と、よそのお宅の教育方針に私は感心しました。(ありがとう、◯◯ちゃん。)


真実を聞いた長男は軽くショックを受けていましたが、言った私も・・・あとで寂しい気持ちになりました。これまでの楽しかったクリスマスが蘇えってきたのです。子供から欲しい物を聞き出したり、サンタへ書いた手紙を探し、・・・・。子供を寝かせて・・・・。クリスマスの日はなぜか早起きして、プレゼントに喜ぶ子供。それを10回くらい続けてきたけど、もうお終い。そう思うと・・・・涙があふれてきました。

〜サンタの体験をさせてくれて、ありがとう。そんな気持ちになりました。〜

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