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=P=100均からHERMESまで

policyとは、方向性、こだわり、方針の全般のこと(すべての事柄 の方針)ですが、

先日渋谷PARCOのオープニングへ行った時に感じたことを書きます。

まずは、今までセレクトショップではみかけたが、単体の店舗を見かけなかったドメスティックブランドが出店していて、PARCOがこれから育んでいこうとしていることが、フロアからひしひしと伝わってきました。

最近新しい商業施設が出来ても、どこにでもあるラインナップと無機質な建物に、飽き飽きしていました。

同じような街をコピペしていっているみたい。

けれどPARCOは、日本であり東京の渋谷という街で商いをするということにきちんと軸がある。

地下の飲食店のラインナップも立ち飲み屋など、気軽なコミュニケーションが生まれそうな場になっているのがまた良かった。

ただ、ドメスティックブランドの内装が見事に、白を基調とした無機質なものばかりで、まるでこんな感じにしておいたらお洒落なんでしょ?っていうinstagramのアーカイブみたい。

表現したい、伝えたい空気はなんですかー⁈

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美術手帖が手がけるtea standのカウンターが、おそらく美術手帖をちぎって固められたものだった。そういう細部に込められているメッセージ大好き。

そして、1階へ降りるとミケーレワールド全開のGUCCI が。

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問答無用にミケーレワールドに誘われてしまう。フィッティングから什器、カーテン、ソファ細部にいたるまでやりきっている!素晴らしい!

どのブランドも盛るといい!などと言うつもりは毛頭なく、ただ伝えたいことはこういうこと。。。が漏れでていて欲しい。

興奮して珍しくセンター街を抜けて駅まで行こうと歩き始めた時に、、、

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カラオケ館の入り口にGUCCI のポスターが。

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振り返るとこちらにも。

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いやあ、センター街を写真に撮ったのははじめてです。

コインロッカーにスケボー抱えて荷物を預ける若者も、タバコを吸う為屯する人達もまるで1枚の絵。

商いって、街を創り、人が働き、集まるもとになるわけだから、そのままの街の趣をどう魅せるかが大事でこういう街が便利でしょ?の提案は意味なし。

最近は地方都市の方がとっくに気づいているけれど、きっとそれは東京より以前にその土地で商いをすることの壁にぶつかっていたから?どうなんだろう?

コピペされた街に、何やってくれてんの?と思っていたけれど、(吉祥寺が地元なのですが個人オーナーが地価の高騰で撤退し、昔の吉祥寺の趣はまるでなく、つまらない街になってしまったのを肌に体感した)こんなにカオスな渋谷センター街を素敵に昇華したGUCCI に3日たった今も感動が続いています。

朝のセンター街は汚くて絶対に近づかないけれど、このカオスな街のポスターの前をねずみが走っているのをちょっとみてみたい。かも。

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