草木染め体験

今日は、群馬県桐生市にある、『天然染色研究所』さんで、シルク生地の草木染め体験をしてきた!

月初めに桐生の吾妻山に登り、桐生散策している時に見つけたお店?さん。シルクの草木染めの良さを広めていきたい、残していきたいという思いで、草木染め教室や、化学染料を含む染めの相談、手織教室をされている。

営利目的でなく、趣味でやってるので研究所という屋号にしているそう。

定年退職してから16年間されているそうで、薬草のこと、今まで染めてきた沢山の生地のサンプル、昔の桐生の話、媒染のこと、現物を見せてくれながら色々教えて頂いた。

染めへの愛がひしひしと伝わってきた^^

桐生は絹織物で栄えたまちで、織物は桐生織と呼ばれ伝統工芸品として指定されているそう。

神社のお守り袋の7割以上が桐生の工場で生産されているんだってよ!

桐生織のハギレも見させて頂いたんだけど、とっても繊細で裏地まで美しかった!


さて、草木染めの話に戻ると、

染めに使う薬草は、ビワ、ざくろ、ローズマリー、こがねばな、あかね、栗、梅、ちょっと忘れちゃったけど、他にも沢山あったんだけど、

私が選んだ薬草は、黄色が綺麗なこがねばな♡

色が綺麗なのもそうだけど、名前の通り、「お金が入ってくるって人気だよ〜^^」の言葉に惹かれ。笑

シルク生地は、模様がいくつかあり、好きなものを選んだら、早速スタート!

こがねばなは、根を乾燥させたものを使用。

生地の重さと染料の重さを同量に測り、ボールに水と染料を入れてに出していく。

数分経たないうちに、黄色い色がほやほや〜っと出てきた♡

煮出している間に、生地を水に浸し、まんべんなく水分を含ませ、軽く絞ったら、

作っておいた媒染剤につけ、途中棒や菜箸でかき混ぜながら5分程度おく。

その間もこがねばなの根は色をどんどん出してくれている♡

水分が蒸発してしまうから、途中差し水をしながら煮出していた。

内心、水を足して、色が薄まっちゃうんじゃ?

と思っていたら、

「よくこれじゃ薄めちゃうんじゃないの?というお客さんがいるんだけど、これは化学反応だから、成分が減るわけじゃないから、変わらないんだよ。」と教えてくれた。

なるほど〜!面白いね〜^^

フレンチのレストランで働いていた時にパティシエのオーナーが、よくお菓子は化学なんだよ〜。と言っていたのを思い出した^^

ものづくりってみんな化学なんだね♪

そんなことを思い出しているうちに、抽出液はいい感じに。大体15〜20分くらいかな?

水で優しく2回濯いで、軽く絞っておいた媒染した生地を、抽出液に入れる。ムラにならないようにさっと一気に。

火に近い部分は温度が高く色が付きやすいから、ムラにならないように、そこから返すように混ぜるんだよ。と教えてもらいながら、棒で生地をすくうように下から上を繰り返す〜

鍋の縁がふつふつするのを温度の目安に混ぜる〜(10〜20分)

その後、だんだんと弱火にしたら火を止め、生地を取り出して、たっぷりとはった水に入れ、濯ぐ(2回)

よく絞り、日陰で乾燥させ、アイロンをかけたら

完成!!

シルクはアイロンをかけること艶が出てさらに綺麗になるそう。

完全に乾かすんじゃなくて、少し水分があるうちにアイロンしてしまえば霧吹きいらずだよ。と教えてくれた。

ここの所長は、“自然から色を頂く”ということをとても大切にしていて、なるべく人間の思考や手を加えないやり方というのを大切にしていた♡

それがとても素敵で心地よかった。

染めが出来上がったら、作った作品と、使った染料の詳細、取り扱いの説明、研究所のポストカードを袋に入れ渡してくれる。

ポストカードを指差し、「テーマはこれだよ。」

〜草木の色は、色そのものに物語がある〜

と所長が教えてくれた。

カードか何かに「うちの庭で元気に育ち、居場所を広げていたいたローズマリーで作りました」と書いて添えてプレゼントしたら、それは物語になるんだよ。と

もともとある色とは違うんだ。と

さあ!これから私も自然から色を頂くことを楽しもう!

自然LOVE♡

最後までお読み頂きありがとうございました!



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