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34歳シングルマザー人生やり直しブログ

 私は未婚シングルで、1歳児(女)を育てている34歳です。
 実家で両親と4人で暮らしています。都心まで電車で1時間で行けるベッドタウンとして、約40年前に創られた、かつての新興住宅地に住んでいます。

 国勢調査によると、ひとり親世帯は全世帯のうち8.9%あり、年々増加傾向にあるらしいです。つまり11~12世帯に1世帯は、子供を大人1人で育てているという数字です。比較的多く思えるのだけれど、実際にその立場になってみると、不明な点だらけで、歩んでいくのに重い足枷をされているような心持ちがして、なんだか生きることが億劫です。なぜこのような気持ちになるのか自己分析をしてみると、身近にロールモデルが居ないことや、計画的にひとり親になるわけではない為、場当たり的に人生の設計をやり直さなければならないことだと思っています。
 マイノリティの生き方でも、情報が多ければ、それなりに良い選択をできるのではと思います。私もこれから、手探りで生きていくことになりました。私の頭の整理や情報収集の為にも、こちらのnoteに綴って行こうと思います。ご興味あればまた覗きに来て下さい。

シングルになって出てきた問題点4つ

 シングルになって考えざるを得ないことは、大きく分けて4つありました。
①金銭的問題
②住む所
③パートナー・夫・パパ・彼氏は必要か否か
④育児ライフワークバランス

このほかにも、離婚組みの人は、親権や養育費、面会、子供のメンタルケアなど余計に込み入り大変かと思います。私は、認知無しの未婚シングルなので、その辺はすっきりしています。(良いのか悪いのかは置いておいて)

①金銭的問題

 私は欲深いので、なるべく美味しいものが食べたいし、旅行も行きたいし、お芝居も観に行きたいし、子供に習い事もさせあげたいし、大学や留学も行かせてあげたい。そんな人間なので、私はなんとかひとりで稼げる人間にならねばならないと決意をしてみました。
 男性に遠慮しなくて良くなったので、自分のことは自分で幸せにしてみたいと思います。人生一回ですし、、、。
ということで、お金持ちママになれるようにがんばってみようと思っています。目標は年収1000万円を目標にしてみます。(数字はなんとなくです。1000万ってかっこいいし)

シングルマザーで年収1000万円稼ぐには普通の仕事では無理な理由


 パパが居ればパパはフル勤務、ママも共働きすれば、世帯年収1000万円越える事も現実的です。30代男性平均年収が474万円です。40代になると563万円だそうです。ママも時短でも働いていたら現実的な世界ですよね。

しかしシングルは、子育てをしながらの仕事になりますので、使える時間が限られます。子育てしながら働きにでれば、6時間勤務の時短勤務が通常でしょう。つまり、時給7千円の仕事ということです。フルタイムでも時給5千円です。
 時給1200円の仕事ですと、30日23時間働く計算です。無理ですね。寝たいです。

そもそも男性と女性の年収が年をとるにつれ、100万円以上の差がついていきます。さらに私が驚いたことは、婚活をしていた際に、1000万円超えと申告している男性が沢山いたこと。2000万円もいましたし、億の人もいました。不思議でした。何をやっているのか。なぜ同じ人間なのに、こんなに違うのか。なぜ私は奢られる一方なのか。悔しい思いをしたことを覚えています。(奢っていただいた事には感謝です。ありがとう。)

では、どうすればいいのでしょうか。
または、働き方から変えねばならないのでしょうか。
情報収集からはじめます。(果して何年かかるのやら)

シンママが貧困な事実

事実は事実。見ない振りをしたいけれど、認識しましょう。統計データと考察を記しますね。

H28年厚生労働省によるひとり親世帯等調査報告書によると、母子世帯の母自身の平成 27 年の平均年間収入は 243 万円。母自身の平均年間 就労収入は 200 万円。つまり、養育費や補助金を抜くと、月収は16万程度。年収なので、手取りはもっと低いです。

問題点を3つに別けてみます。
1つは男女の差
2つめは労働時間の差
3つめは雇用形態

男女差

男女差が起きる問題点は
・雇用形態
・正社員であっても男性の方が昇給しやすい事実

実際、厚生労働省の統計でも、男性のひとり親世帯は420万円であり、女性との差は177万円です。

そもそもシングルではなくても男女差は大きいのが事実。女性の平均年収は251万円。男性は307万円。

労働時間の制限

一般的に被雇用者であれば、労働時間が長ければ収入が増えるのが一般的です。「残業代で稼ぐ」と言っている人もいるくらい。
しかし育児をしていると、残業はまずできません。
保育園なり学童に預けていたとしても、お迎えのタイムリミットがあります。

雇用形態別の格差

正社員で働いていると、昇給のチャンスがある一方、パートアルバイトでは昇給のチャンスはめったい無いのは事実。女性でも正社員でありさえすれば、昇給のチャンスはあるにはあります。
では、ひとり親が正社員になる方法を考えてみましょう。

1.出産前から勤務いていた正社員の仕事にしがみつく方法

2.再就職


問題
実際は、前述したように、望んでシングルになるのではなく、急にシングルなることが大半の点です。つまり、出産を機に、退職し育児に専念していたり、パートやアルバイトをしている状態からのスタートであるという点。

⚫︎保育園に預け、フルタイム勤務したとして

保育園は園や地区、預ける時間、世帯年収によって金額が大きく変わります。
0円から8万円まで差があります。
しかしフルタイムママは延長保育代がかさみ、5万越えの場合が大半のようです。働けば働くだけ余裕が産まれるわけではない所が肝です。

⚫︎再就職の際にシングルは雇用されにくい事実

統計はありませんでしたが、シングルのオプチャを見ていると、再就職に苦労している様子が伺えます。正社員で雇ってもらえず、非正規雇用になりがちです。その理由として、
・子供の体調不良で穴をあける恐れがあり採用を避けられがち
・その場合、家で代わりに見てくれる大人がいるかどうかが聞かれるようだが、居ない場合はさらに難儀。

⚫︎まとめ
つまり、突然シングルマザーになった場合、正社員で勤務していると、それなりにチャンスはあるが、それ以外はパートアルバイトで時間労働する道が濃厚です。その場合の年収は時給×労働時間という計算になるので、上限が決まってきますよね、っていう話でした。あああああ


②住む所


私は実家で暮らす事にしましたが、勤めていた職場に復帰しようと思うと、片道2時間かかります。都心に住んでいた時はdoor to doorで30分でした。(仕事を優先すると実家を出なくては非効率ですので、悩み中です。)

実家に頼れない人もいるでしょうし、職場の関係もあるでしょうし、欲を言えば、子供を何処で育てたいのかも考慮したくなります。刺激の沢山ある都心を選ぶこともできますし、田舎で自然に囲まれて良い空気の中育てることも選べます。すでに子供が大きい場合は、その子の学校関係や友人関係を考慮するのかもしれませんね。

パートナーのことを気にしなくていい分、自由と言えば自由ではあります。大抵の場合は、実家の近くや職場の近く、友人の近くを選ぶとは思います。

また、家賃にどれだけ使えるのかによっても選択肢は変わります。
「シングルだと手当てがあるんでしょ?」と私も思っていましたが、年収300万円程度でも国からの手当てはありません。100万円以下の収入で、実家暮らしでは無い人には月4万円程もらえる程度です。実家ですと、同居の成人の年収を全部含めての計算になるので両親が働いていたら手当てはゼロです。つまり当てにしない方がいいと思います。国からのサポートは最低限度の生活を保障してくれる程度です。(有り難いことだけどね)

③パートナー・夫・パパ・彼氏は必要か否か

次の3つに分けて考えてみたいと思います。
1、生活面
2、メンタル
3、世間体

 1、生活面
 私は両親含め、大人3人で子供1人を見ているので、正直楽しく楽に快適に子育てをしています。産後半年程は、娘のパパと同棲していたのですが、その時よりも100倍楽です。(ワンオペママさん本当にお疲れ様です。)ですので、今のところ必要性を感じません。
 専業主婦をやらせてくれる稼いできてくださる夫様か、婿様か別居婚でしたら最高です。いないかな、、

 2、メンタル
 大好きな人と一緒に過ごす日々は、本当に幸せですよね。一緒に喜び合えたり、新たな発見があったり、スキンシップで満たされたり。
 また、彼氏は彼氏でドキドキを味わえますし、家族は家族で充実感や安心感を感じることができます。いいですよね。私は20代で一回目の結婚をして5年後離婚をしていますが、その時も毎日楽しかったことを覚えています。
 しかし、今は娘との毎日で、彼氏をつくる時間も気力や余裕が湧いてきません。優先順位は娘が一番。
 性欲ももともと皆無に近いので、その辺も困りません。

 欲を言えば、ときめいて居た方が、若々しくいられるでしょうし、老けるスピードも緩やかになるでしょうから、好きな人いたらいいなとは思いますけど、それはいつになるのでしょう。

 3、世間体
 娘にとってパパが居ない、片親ってどうなんだろう、可愛そうなのかな。と考えるタイミングは多々あります。田舎の祖母の家に親戚が集まった時も、叔父に心無い一言を言われたこともあります。悪気も無いのでしょうが、子供に「○○ちゃんは、なんでパパいないの?」と言われていましたし、きっとこの先もいろいろ嫌な思いや戸惑いはあるでしょう。世間はどうしても型に嵌めたがりますし、はみ出た人を変人扱いするでしょう。そんなことよりも、自分が、娘が幸せであれる方を選ぶことが肝心であると思います。
 パパの元を出る時も、いろいろと悩みましたが、パパという人間がいるメリットよりデメリットの方が大きかったこと、ひとり親でも立派に子育てしている人は沢山いること、戦後なんて、男親居ない家庭は沢山あったことなどから、今の決断をしていますので、無い物ねだりはしないことにします。
 新しいパパは必要か問題ですが、それはその相手様によります。連れ子に興味を持てない人もいるでしょうし、性的な目で見る人もいるそうですし。しかし、連れ子も自分の家族として幸せに暮らしている人もいるそうです。つまり、「新しいパパは必要」と考えず、私たちがより幸せを感じることができる選択肢があれば、そちらを選択すればいいという結論でいます。

④育児ライフワークバランス

 よく言われる「ライフワークバランス」ですが、女性にとったら「育児ライフワーク」の3つを考えるべきだと思いましたので言葉をつくってみました。(男性にも言えるのかもしれないけれど)育児を「ライフ」だけにはめて欲しくないと思うのは私だけではない気がします。
 娘を産んでみて、はじめて知ったことがあります。それは、「子供って可愛い!天使!最高!きゃー!」ってことです。
 出産前は、そうそうに保育園に入れて働く気でいました。母性もありませんでしたし、子供もどちらかと言えば苦手でした。しかし、「こんな可愛い、今しかない時期を保育園に預けて見られないなんて、勿体なすぎる。」と思いはじめました。私の人生の中でも、トップレベルで幸せな日々です。人生あと60年くらいあると思いますが、今しか味わえないので逃したくありません。


 保育園に入れるとプロが見てくれるから成長に良いと言われている意見もありますし、幼少期は安定した親がなるべく傍にいた方が情緒面の成長に良いという意見もあります。どちらも本当でしょうし、正解はないと思います。
 ですので良い悪いの問題ではなく、私の価値観として、一緒にいたいと思うのです。

 しかし、育休は最長でも2年間です。金銭的な面や社会的常識から言えば、復帰をすることは必須でしょう。(育休の収入は、会社からではなく社会保険から出るので、会社の負担は、育休申請の手続きの負担、人員が不安定である点です。)
 「今の生活」「将来必要なお金」二つに分けて考える必要がありますが、当面「今の生活」はできていますので、退職し無職になっても育児に専念する選択肢は私にとって大変価値のあるものです。悩み中ですが。

 つまり、1日は24時間で決まっていますし、体力も決まっています。自分の価値や、優先順位を明確にすることが肝心になります。今までの仕事が最高であったとしても、育児の優先順位が上がれば、働き方や勤務先を検討する必要があります。要するに、育児・ワーク・ライフの3つの配分を考え、仕事の選択をする必要があります。それは、子の成長と共に、変化させていく必要もあります。考える事って沢山ありますね。

 そんな理由からも、稼ぎ方を変える必要を感じたわけです。

まとめ

 読んでいただいた方がいましたら、感謝申し上げます。シングルに突然なってしまった人や、悩み中の方に、知ってもらえたらと思います。
 子供を産む前、シンママに育てられた友人に「日本はシングルに優しくないよ」と言われたことが忘れられません。女性にとって、産まない選択は言われますが、産む選択肢も議論されてもいいのではないかと思います。パートナーが居ないからという理由で、子供を諦めている人もたくさんいるはずです。何ができるのか、非力ですが考えていきたいと思っています。

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