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違和感がステップアップへの鍵〜やってダメなら次に行く!の巻【前編】〜

前回のお話【選択したことにムダはない〜とにかくなんでもやってみる!の巻〜】の中で、次の世代に伝えたいことを3つ書きました。

①とにかくなんでもやってみる!

②やってダメなら次に行く!

③大切にしたい軸だけはブレさせない!

「とにかくなんでもやってみる!」については、前回の記事を振り返っていただけると幸いです。

今回は「やってダメなら次に行く!」のお話です。

いろんなことにチャレンジしていくと、中には

「なんか違う気がするな」

「これをずっと続けていくのは無理かもしれないな」

というような気持ちが芽生えてくることがあるでしょう。
長い道のりの途中では、ごく自然なことだし、その違和感は大切にしてください。

しかし!ここで、すぐに辞めるのではなく、まずは「何が違うんだろう?」「どうして無理なんだろう?」と自分に聞いてみるんです。

この【自分との対話】がとても大切。
違和感の正体を突き止める過程で、自分が大切にしたいことが、どんどん見えてきます。
反対に、自分にとって不要なことや苦手なこと、やりたくないことにも気づくでしょう。

この対話は、自分一人でする場合は、紙にどんどん書き出していくのがお勧めです。
また、信頼できる誰かに話を聞いてもらいながら整理するのもいいです。
1回では、なかなかスッキリしないと思いますが、何度も繰り返すうちに、だんだん想いがクリアになってきます。

そうして違和感の正体がはっきりわかったら、モヤが晴れたようにスッキリします!
そのときに、初めて次の一歩を踏み出しましょう。

前回のタイトル【選択したことにムダはない】というのは、こういうところにも活きてきます。
1つの選択から感じた違和感を知ることで、次の選択をするときに譲れないポイントが明確になるということ。これは大きな収穫です。
もちろん、違和感を感じるまでの過程で培われた【経験】も次への糧となります。

こうして【とにかくなんでもやってみる】→【自分の違和感と向き合ってブラッシュアップしていく】→【次のステージへ進む】という流れを繰り返すことで、どんどん自分の方向性が定まり、目標が明確化していきます。
その上、経験値も上がっているので、どんどん軽やかに進めるようになります。

念のために言っておきますが、これは、安易に転職を繰り返すことを勧めているのではありません。
今いる場所で、自分にできることをコツコツとしていく中で、なにか違和感を感じたときは「次に進む合図だと捉えるといいですよ!」ということです。

なにか始めて、ちょっとやって……合わない気がするから、はい次ーっ!

というのは違います。
どんなことも、まずは3ヶ月、できそうなら1年は続けてみるのを、1つの目標に始めてみてはどうでしょう?
頻度が少ない場合(月1回とか)は、20回は継続することを目指せるといいですね。

ただし、その場所で、心身を傷つけられるようなことがあったり、思い悩んで夜も眠れないような状態になったりしているのであれば、今すぐ立ち止まって休んでください。

それから「千載一遇のチャンス!!」と思えるような、心ときめく選択肢が現れた場合も、迷わずそちらを選べばいいと思います。
チャンスの神様は前髪しかない、とよく言いますからね!

音楽療法士として働くと、本当にいろんなことがあります。
常勤として、施設や病院などに所属する場合は、
・他職種との関わり
・音楽療法の認知の低さ
・同業者がいない(少ない)ツラさ
など。

フリーランスや非常勤で働く場合、
・安定した収入を得られるまでの道のり
・各現場やご家族(保護者)とのやり取り
・準備や記録も含めた時間管理
など。

何が大切で、何が不要か、自分はどこに向かいたいのか。
そんなことを、じっくり考えながら、歩んでいくことになります。

学生時代もまた、悩みは尽きないことでしょう。
・実習で感じた理想と現実のギャップ
・音楽療法士の求人の少なさ
・周囲の友達と能力や進度を比べてしまう
など。

とにかく、音楽療法界隈では、純粋な音楽療法についての悩み(セッション内容、スキルアップなど)以外の悩みが多いのです!!

どんな専門職でも似たようなところはあるかもしれません。
でも、音楽療法士という、とにかくマイナーな職を選ぶには、それぞれの時期でいくつもの悩みに対峙して乗り越えながら、次へ次へと進むこととなるのです。

私自身も、音楽療法士として働いている中で何度も違和感を感じて、いろんなものを手放し、新たなステップへと進んできました。

今回のテーマはとっても大事なので、もう少し具体的なお話もしますね!

長くなってきたので、次回、私の経験を紹介しながら
「違和感ってどんな感じ?」
「どうやって次に進むの?」
という疑問がちょっとでもクリアになるようなお話をしたいと思います♪

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