抑圧された気分から、解放されたときの、「瞬間」を知る。
実家は、片田舎で、田舎特有の近所の目が絶えず光っている。
その中で、梅雨時の、強行4泊5日で、母の家の庭木の手入れ、竹藪の整理をした。
母の、昔ならではの、「女らしさ、男らしさ」という固定概念と、今時の風潮との軋轢から溢れでる、ヒステリーに絶えながら・・。
第一、「みっともない格好をするな!!」で、喝。
第二、「変なやつと、後ろ指刺されたら、もうアウト!!」で、喝。
第三、「私の何が気に入らんの?」で、怒らせたら、喝。
その他、色々あるが、「年寄りと喧嘩するほど、時間の無駄はない」というドクターの処方をたえず、頭に浮かべ、我慢し続けた。
庭木の剪定、竹藪の草刈りを黙々とこなした5日間。
帰りの電車では、空に浮かぶ雲が、ヒマラヤの山々にみえた「一瞬」。
「瞬間」の描写とは・・。
「解放」された心の微々たる動きなんだと。
ふと、気づく。
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