絵本が変えてくれた、私のLife Story(後編)
こんにちは。tomomiです。
ページを開いてくださり、ありがとうございます!
前編に引き続き、私の自己紹介をしていこうと思います。
前編は、こちらです。↓
noteという場で出会えたご縁を大切にしていきたいと私は思っています。
こんな私ですが、どうぞこれからもよろしくお願いします。
大学生時代
絵本の夢を語ってみた
私がこれまで自分の人生で出会った素敵だと思った方々に共通していることがありました。
それは、自律していて、楽しそうに働いていて、かつ、家庭を大事にしている、笑顔が素敵な人でした。
また、しなやかさと強さを兼ね備えていて、優しいんだけれども芯があってぶれないような方でした。
そして、なぜか全員、教育や人材育成関係のお仕事をされていました。
また、私自身の経験から、できないことを嘆くのではなく、今できることをコツコツやっていくことの大切さを感じていました。
そして、自分自身の留学経験から、些細なことでも自分で選択・判断し、行動していくことで、大きな決断もできるようになると実感し、留学という教育の機会があったからこそ、そのような考えをもつことができたと気付きました。
そういった経緯で、教育という学問に興味を持ち始め、大学では教育学科に入学しました。
そして、大学入学オリエンテーションが終わり、同じ学科の友人と昼食を取りながら、私は自然と「いつか母親になったら、子どもにいろんな国の絵本を読み聞かせしたいんだ。」という夢を語っていました。自分でも、なんでこんなことを私は言っているんだろうかと不思議な感覚で、ずっと忘れていましたが、最近このことを思い出しました。
母と一緒に絵本を読んでみた
私が、大学3-4年生の時に、一度だけ、母を国際子ども図書館という絵本や児童書がたくさんある図書館に連れて行ったことがありました。
私の母は韓国出身で、日本語の読み書きに苦手意識がありました。
私自身が、留学前に絵本で勉強することが出来たので、大人も楽しく読める絵本を読むことで、少しでも苦手意識が減るのではないかと思い、一緒に行ってみました。
私が半ば強引に母を連れ出し、母は絵本にそこまで興味が無さそうだったけれど、娘とのデートを楽しんでいるようにも見えました。
母が、少し恥ずかしそうに絵本を選んで、私と一緒に読んでみるという時間を通して、私は自分が幼少期にこうやって母に絵本を読んでもらえるようなコミュニケーションを取りたかったんだなと気づきました。
絵本の魅力の一つは、「絵」という、わかりやすくて、かつ、子どもも大人も魅了できる圧倒的な表現手段があるということだと私は思っています。
言葉がわからない、もしくは母のように苦手意識がある人でも、絵を見るだけで何となくメッセージが伝わるってなんて素敵なんだろうかと思います。
就職活動期
私は、就職活動を意識し始めたタイミングで、様々な外的条件を除いて何でもやりたいことができるのであれば、何がやりたいかという会話を、同級生としたことがありました。
その際に私は、ふいに「絵本の出版社で働いてみたい。」と言いました。これまで、私は絵本に関わる仕事をしてみたいと思っていたことを自覚していませんでした。
自分でも、なんでこんなことを口にしているんだろうかと不思議な感覚で、たまたま口をついて出てきただけなんじゃないかと、自分で自分を疑い、心の声を拾ってあげることが出来ませんでした。
その後に、私は就職活動において自己分析をする中で、これまで深く自分自身と向き合ってこなかったツケが回り、自分は何に興味があって、何を仕事にしていきたいのかということが具体的にわからず、またこの頃に周囲に様々なことが起こり、自分を完全に見失ってしまいました。
自己分析を通して幼少期のトラウマを思い出し、深く考えれば考えるほどに、自分がわからなくなり、思い描いていた自分の将来のストーリーの主人公と、幼少期の自分のはざまに立たされたような感覚で、本当の自分ってどちらなのか、どちらでもないのか、どちらもなのか、何が何なのかわからなくなりました。
またこのことを相談をするにも、プライドが邪魔をし、誰にも打ち明けることができませんでした。
社会人時代
絵本の「え」すら忘れてしまった
私は、自分が何をやりたいのか、何が出来るのか、自分とはどんな人間なのか、まったくわからず、とりあえずスキルとして数値化できる英語をアピールして最終的に入社した会社で、英語を使った仕事をしていました。
入社してからは、心身の体調を崩しがちではありましたが、周りの方々のおかげでなんとかやってこられました。
先輩からの絵本のプレゼントに感涙した
ある日、私の誕生日プレゼントとして先輩から「何が欲しい?」と聞かれました。
私は、なぜか「100万回生きたねこ」の絵本がほしいと口にしていました。
これもなんで私はこの絵本が欲しいといったのか、感覚的な言葉だったので今でもわかりません。
絵本を一人で読んで、私は涙しました。
まるで主人公の100万回生きてきたねこは当時の私のようだと思ったんだと今では思います。
そんな経験をしていても、私はまだ自分が絵本を好きだと言うことに気が付いていませんでした。
妊娠・出産期
「これからは思う存分、気兼ねなく絵本が読める」と思った
そこからだいぶ時間が過ぎ、最愛の夫と結婚し、幸せな日々を過ごしていました。
結婚して3年が経った頃に、妊娠がわかり、幸せいっぱいだったころに、私は自分の中で聞こえた自分の声にびっくりしました。
なぜか、「これからは思う存分、気兼ねなく絵本がよめる」という自分の心の声が聞こえました。とても不思議であったと同時に、自分がとても怖いと思いました。
今
素直に、絵本が好きだと言えるようになった
自己理解プログラムを通して、ようやく心の声を聴くという感覚がわかるようになり、私の人生の中で何度も発していた「絵本」という心の声を聴くことが出来るようになりました。
これまで、自分の人生において辛い幼少期には、空想をして現実逃避をしたり、事実をありのままにうけとめるというよりも、自分の中で抽象化して、ストーリーをつくる思考のクセがあるということに気が付きました。
特に社会人になってからは、このような思考のクセは矯正すべきものであると考えて、頭の中で勝手にストーリーが出来上がると、すぐにかき消すということを繰り返していました。
けれど、ようやく今、このような考え方をする自分をあきらめて受け入れたいと思えるようになり、だからこそ、ストーリーを通して何が出来るのかこれからもっともっと考えて行動していきたいと、子どものようにワクワクしています!
おわりに
なんだか、最終的にホラーストーリーのようになってしまいましたが😅、普段の私は、基本的にわりとポジティブな人間だと自分では思っています!
わたしは、ものやサービスを買う時にもその商品やサービスのストーリーが気になります。
また、人に対しても、その人のライフストーリーが気になって仕方がありません。
あらゆるものにはストーリーがあって、その声を聴くことが、私にとっての「共に生きる」ということなのかもしれません。
ぜひ、いつかあなたのライフストーリーも聴かせてください😊
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
また、ぜひ遊びに来てくださいね👋
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?