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吐息(一次創作 詩308)

積もった雪が
全ての音を吸い込み
全ての穢れすら飲み込む
気動車が行ってしまうと
ヂーゼルエンジンの唸りも
しいんとなってしまった

駅はまさに
まさに幽寂したのだ

ひとつあるだけの
プラットフォームに
落ちてきたのは
誰の吐息だっただろうか

(画像はPinterestより)

未熟者ですが、頂戴いたしましたサポートは、今後の更なる研鑽などに使わせていただきますね。どうかよろしくお願い申し上げます。