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【ベトナム旅8】逃げる米国人@「戦争証跡博物館」

ホーチミンの「戦争証跡博物館」の続きです。
もし、ちきりんさん企画のツアーに参加していなければ、この博物館の展示をこんなにじっくり見ていなかったと思います・・・。

「戦争証跡博物館」


屋外には戦闘機や戦車などが展示されています。こちらは確か、サイゴン陥落の日に米国人達が空から逃げた時に使われた輸送機だったか、それと同じ型だったと思います。

下の左の写真が、建物の屋上ヘリポートから逃げる際の米国人達。上の輸送機とよく似た形してますよね。
下の右の写真の真ん中の白人が、南ベトナムの傀儡政権の「影の実力者」だったとされる米国大使グラハム・マーティン Graham Martin 。

米国大使は、1975年4月30日、サイゴンが陥落する日の朝3時45分に逃げた、と表記されてました。

現地ガイドさんも色々説明してくれたのですが、このあたりはちきりんさんが大変詳しく、ツアーメンバーに説明してくれました。

ちなみに、傀儡政権とは英語でpuppet government(操り人形の政府)と表現されてました。
ちきりんさんに教えて頂くまで、この英語表現については知りませんでした。

下の表は、「米国が関連した3つの戦争の比較図」です。
3つの戦争とは、左から第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争です。

まず、戦争をしていた年月がベトナム戦争がダントツに長いです。
第二次世界大戦3年8ヶ月、朝鮮戦争3年1ヶ月、ベトナム戦争17年2ヶ月!

落とした爆弾の数もハンパない。爆弾の絵の数と大きさでわかると思います。かけた戦費もダントツ。

そして、それらを詳細に調べて展示している点もすごいですよね。
超大国だった米国に小国のベトナムがいかにして勝ったか、が展示の隅々に溢れています。

下記は、サイゴン陥落の象徴の写真です。
1975年4月30日午前10時45分、北ベトナム軍の戦車が南ベトナム政府陣営に突入し、降伏しました。
米国大使は同日の約7時間前、午前3時45分に逃げてましたね。

「この出来事が外国勢力から母国の独立とベトナム人の統一を成し遂げる戦いが終わったことを意味します」と書かれています。

ちきりんさんがVoicyでもおっしゃっていたように、超大国アメリカ合衆国に小国ベトナムが、長い年月をかけて、自国の独立と統一を勝ち取った証ですね。

※写真を一つ一つ選んで書いていると、博物館でさらっと見ていたことを痛感します・・・。写真撮っていたので、後で解説を読めるのは有り難いです。それにしても、noteを書くのに時間がかかり過ぎ…。生産性を上げなくちゃ!と心の声です。


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