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ドバイで感じた日本との違い

2021年12月末にドバイへ行ってきました。目的はアーティストさんのアテンド兼通訳です。新型感染ウイルスが蔓延していたため、記事に書くことを少し躊躇しましたが、すでに時効ということでその時感じた事を振り返ってみます。

2週間の滞在であったため、現地での本当の生活や仕事に関しては100%理解することはできていませんが、ビジネストリップで行った観光客として感じた事を述べてみます。ドバイ万博に関しては明日の記事にしたいと思います。

ドバイってよく聞くけど、どんなところ?

ドバイはアラブ首長国連邦(UAE)の都市の一つ(7つ首長国がある)です。自分もあまりドバイの事を知らないで行ってしまって恥ずかしいのですが、首長国は英語でEmirateという意味で、7つの首長国からなる連邦制国家だから、United Arab Emiratesなんですね。
エミレーツ航空など世界でも有名な航空会社なので聞いたことはあるのではないでしょうか?

そのドバイなのですが、移民の都市です。特にインドやスリランカ、バングラデシュなどからの移民が多く、ドバイの人口の8割以上が移民です。つまり、現地の人が約2割しかいないのです。

この下の写真が最近海外で話題になったもので、ドバイの30年前と今の状況です。ものすごい変化ですよね。そして日本のTOYOTAが、ドバイに何もない時から目をつけていたのはさすがですね。

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日本にあってドバイにないモノ

ドバイには自然と文化が見当たりませんでした。自分もこれまで何十カ国行ってきました、ドバイほど文化と緑がない国は初めてでした。全てが人工物で、緑があっても人が植えたモノなのです。もちろん自然に関しては元々ドバイという地は砂漠であったため、考えれば容易いことですが、実際に足を運んでみるとどこか物足りなさを感じました。初めて自然の大切さを感じた瞬間でした。

そして、文化。ドバイよりも貧しい国にはたくさん行きました。戦争で経済が傾いた国、政治に問題がある国。しかし、そんな国でも戦争という歴史や、変革があった年など文化的な要素をたくさん見ることができましたが、ドバイではそれを見ることができませんでした。そのため、日本に帰る際のお土産も全部ヨーロッパやアメリカなどの海外からの輸入品のみとなってしまいました。

たしかに、すごい経済発展でお金は多くあるけれども、文化がない。つまり、特徴がないんですよね。サービスも食事も教育も全て基本的に海外から入ってきたモノなのです。

日本では、新幹線はすごい!寿司がうまい!原爆ドームがある!など、特徴だらけですよね。なので、ドバイでこれは特徴的だなーって思ったものが、最先端の建物など全てお金でできた人工物ばかりでした。

ドバイで感じた、日本の失われた30年

自分も現在30歳で、現在叫ばれている「失われた30年」に主に該当し、日本の経済が好景気な時を経験したことがありません。しかし、ドバイの後継機を目にし、50年前の日本はこんな感じだったのかなと感じました。

とにかくみんな忙しそうにしてる。でも、教育水準は高くあるためサービスも雑ではなく、受けたサービスで嫌なことは全くありませんでした。うまく資本主義経済の競争してクオリティーを高めることが機能しているなと感じました。経済的には日本をあっという間に抜き、これからさらに発展するポテンシャルを感じました。

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大きな挑戦をするか、安定した日本での生活か

もし、2つのオプションがあるとしたらあなたはどちらを選びますか?

「今後の人生ずっと給料1000万円だが、ほぼ休みがなく、忙しい都市に住む」
または
「今後の人生ずっと給料は400万円だが、休暇も十分にあり、たまには自然で余暇を楽しむことができる。」

ドバイに住むのではあれば究極的に上の2択を迫れるようなイメージです。ドバイはたしかにイメージ通りキラキラしており、ステータスの高い人が多くいる場所です。逆を言えばお金がなければ何も楽しむことができません。そして、日本は今後失われた40年に入ろうとしますが、一生懸命働けば最低限の補償と満足できる余暇を楽しむことができます。

ドバイからの帰りの飛行機では上のようなオプションがあれば、自分ならばどっちを取るのかなどを考えていました。自分はお金は欲しいけれども、ブランド品をたくさん身につけて歩きたいとは全く思いません。その代わり何か新しい体験にお金を払うことに対して興味があります。ミレニアル世代っぽい考え方ですね。

常に新しいことに挑戦するのが大好きな自分は、きっとドバイで働きたいと心の中では思うのだろうなと思います。

それでは、また明日。


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