2021年お世話になったプラグイン10選
徐々に機材を手に入れDTM生活が充実していく2021年でした。「ミックスが終わらなくてリリースが出来ない」って都市伝説と思っていたのですが、正式には「ミックス中に新たな機材を手に入れてしまい、その機材を使ったらもっと良くなりそうで、また全部やり直したい気持ちになる」なんですね。幸い僕は作業中にプラグインを買わないタイプなんですが、リリース後プラグインを手に入れてげっそり後悔し続けています。
というわけで2021年にお世話になったプラグイン10選。
Sampler (Ableton Live)
「波形を元に加工する」という意味では最強なのではないでしょうか。波形の細かな調整と言うより、ピッチ変化やチョップなど元からずらしていくのがやり易いです。
ここにSpliceを組み合わせると無敵感も!ワンショットのサンプルから無限にシンセ作れますし、チョップして使っても(権利的に)問題ないのが素晴らしい!
Ozone 9 (iZotope)
ご存知AIマスタリングツール。現在凄まじいセール中ですね。「OzoneにEQあまり指摘されないようにする」というやり方でも使ってました。
AIというかチート系ツール、はじめはどうなのかと思っていたのですが、圧倒的に楽なのと結局自分の方向にしかならないので、全面的におすすめです。嫌な言い方をすると「楽は出来るがクオリティは言うほど上がらない」ですね…。日々頑張ろう。
INTENSITY (Zynaptiq)
「マスターに入れといたらなんか良くなる」系です。嫌な感じなく派手になります。もっと早く買っておけば良かった…。
Cassette (Wavesfactory)
ローファイ系。なんでも強制テープ化プラグイン。どのパートにも使えるし、かなり無茶な音にもなるのが良かったです。テープっぽいピッチのヨレや音飛びまで再現できる優れものなんですが、過剰にやると使いづらいんだなという学びも。お馴染みのサンプルがすぐに独自の音になります。
Renaissance Bass (Waves)
https://www.waves.com/plugins/renaissance-bass#renaissance-quick-look-r-bass
とりあえず入れておけおまじない系。重心をひたすら低く出来るプラグイン。ラインのベースはこれ入れるだけで大丈夫な気がする(アンシュミとか通さず)。
生々しい低音感というよりも、打ち込みの低音感を生に自然に追加するものかなと思っています。ないと物足りない気がしてしまうんですが、とはいえ多分使わない方が良いものもきっとあるはずで、そこらへんを自制できるかが来年の目標ですね。
MondoMod (Waves)
https://www.waves.com/plugins/mondomod
広げ系。すぐ気持ち悪く出来て好きです。
パンでエフェクトかけると、音の加工なしにサイケ感出ていいんですよね。
RX950 (Inphonik)
フィルター。かけると若干がさがさするところが良くて使ってました。これもある種のローファイ系かと思います。
Springs (AudioThing)
スプリングリバーブの「冷静に考えると謎だな」要素を強調した、と勝手に思っているリバーブ系。変な空間/異世界系にしたい時に使いました。
Speakers (AudioThing)
多分自分の制作で今年一番活躍したと思います。「何かのマイクで録って、何かのスピーカーで再生した」風にするプラグイン。ローファイ系の一種で、ラジオボイスのこれだよ感からして最高なんですが、それ以外にパーカッションやドラムなど何かと使えます。音に何か色付けしたい時に助かりました。
ピエゾからサブキックまで対応し、電話やおもちゃのスピーカーで再生できる優れものです。癖のあるフィルターとしても◎!
Decapitator (Soundtoys)
サチュレーター系。ちゃんと良くて使い易い。
ローファイにした後、これを通してちょっとリッチにして馴染ませるというやり方でも使っていました。
個人的な最新はこれですね。来年もプラグインたくさん買ってしまいそうだ…。