癌の保険について

おれは癌を発症するまで、自分は癌になどならないだろうと思っていた。
その根拠は無く、ただの思い込みだったわけだが。

生命保険には入っていた。掛け捨ての月額2,000円のやつ。
具体的に言うと、島根県民共済だ。唯一これのみ。
総合保障2型ってやつで、月額1,000円のもあったが、一般的なグレードにした。月額2,000円だから年額24,000円になる。
保障額が倍になる総合保障4型や各種特約型もあったが、なにしろ病気になる気が無かったから、まあこんなもんだろうと思って決めたんだ。
今になってみると、、、以下省略。

加入したのは60歳未満だったが、発病したのは60歳を越えていたので保障額は少なくなり、病気入院1日4,500 円・病気死亡230 万円だった。
さらに65歳以上は、さらにぐっと減額になる。

さて、癌になった場合、ステージが高いと完治は難しいので、死ぬまで治療が続く可能性が高い。
ふだんの生活費の他に医療費がかかってくるから、それを踏まえた資金計画が必要だ。
そこで医療保険(癌保険)に加入しておく意義が生じるわけである。
少なくとも医療費の心配が無い程度の保険には入っておいた方がよい。

おれの癌友さんは用意周到な人で、数件の癌保険に入っていたから、癌と診断されたら数百万円、入院1日3万円などという保障額で、それなら身を痛める甲斐もあるというものだ。
もっとも命あっての物種なのは言うまでもない。
おれの現在の保障額は病気入院1日2,500円のみなので、ずいぶんと家計の負担になる。

医療費そのものは高額医療制度があるので、アメリカなどよりその点では恵まれているが、それでも安くはない。
自宅から遠方の病院に通院するなら、交通費もかかる。
医療保険のことなど考えてもみなかったおれが力説しても説得力に欠けるが、自分の収入や年齢に応じた医療保険(特に癌保険)には加入しておくことを勧めたい。

ちなみに「がんを経験された方のためのがん保険」ってのもあるが、最後の治療から5年経過しないと入れない。
5年といえば治癒になる。
つまり発病前の対処が必至ということだ。

参考までに、高額医療制度の一覧画像を添付しておく。


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