悠々として急げ

作家の故開高 健の言葉である。
自分なりに置き換えて、「焦りはしないが残り時間を懸命に生きる」といった意味に使うことにする。
昨日、春日市に二ヶ月ぶりの検診に出かけてきた。
今回は腫瘍マーカーと造影CTの検査だった。
腫瘍マーカーはCEAというのが、基準値より高かった前回よりもさらに少し上がっていた。
造影CT検査の結果、後腹膜リンパ節の腫瘍の増大はなかったが、肺に転移が認められた。
個数は両肺で15~20くらい。
数が多いので放射線治療はできないということで、抗癌剤のみで行うことになった。
5/13から二週間置きに二泊三日の入院治療になる。
抗癌剤は、副作用として手足症候群が出ないもの、つまり指先が痛くならないものを希望したので、音楽活動は継続できる。
ただ、無傷というわけにはいかない。
たぶん、いろいろな副作用が出るだろう。
使う抗癌剤の種類は、アバスチン・5FU・レボホリナートだ。
病院での点滴投与のみで、自宅での服薬は無し。
薬剤を100%で使用するために、温熱療法は行わない。
それをすれば70%になって、薬剤としての効果が薄れる故。
どんな化学療法を選ぶかということを主治医任せにはしない。
こちらの事情と主治医の考えをすり合わせて行う。
戦場は自分の体だから。






えっ!サポートしていただけるんですか? 無敵の味方を得た思いです。あなたにも幸運が訪れますように。