新たな旅路の始まり

今日から益田赤十字病院に二泊三日の予定で入院している。
直近の投薬メニューに新たに加わったイリノテカンによる副作用(下痢)がキツく出たので、異変にすぐに対応できるようにと、主治医から地元への転院を勧められた。

高槻(直腸切除)⇒生駒(一時的人工肛門閉鎖)⇒戸畑(放射線・化学療法・温熱療法・高気圧酸素治療)⇒春日(化学療法)と遍歴してきて、ようやく地元益田に戻ってきたことになる。

現在の疾患名は「直腸がん原発転移性肺腫瘍」である。
病院で彼岸に渡るとしたら、おそらくここになるだろう。
何年か前に、竹馬の友もここから旅立った。

さて、今日から「FOLFOX6+ベクティビクス」療法が始まる。
3クールやってみて効果があるなら継続し、ないなら、FOLFIRI+ザルトラップ又はサイラムザへ変更になるとのこと。
ここまでが積極的な治療で、以後はロンサーフやスチバーガーを服用する後方ラインになる。
後方ラインとは、緩和ケアの別名だ。

どんな病でもそうだが、主治医との関係性(相性)が治療成果に及ぼす影響は大きい。
最終的には専門家(主治医)の見解を尊重するにしても、個人的事情や見解を遠慮なしに伝えられる間柄であることは大切だ。
その点、新しい主治医とは、良縁をいただいたように思う。

ところで、今回から5Fu(フルオロウラシル)の点滴は、急速投与ではなく46時間投与になる。
シュアフューザーという薬液自動注入器を用いるのだが、薬液ポンプのバルーン内に薬を充填し、バルーンが収縮することにより薬の持続注入を行う仕組みになっている。
普段は自宅に持ち帰って投与するが、初回なのでアレルギーの発現を警戒して入院対応になった。

益田赤十字病院
http://masuda.jrc.or.jp/

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