故 癌友さんの展覧会

おれは、2014年に直腸癌を発病し、大阪府高槻市にある大阪医科大学付属病院に入院した。
そのとき同じ病棟にいたNさん（男性 / おれより数年先達）と知り合い、以後懇意にさせていただいた。
闘病はなかなかに過酷だったが、おれもNさんも前向きに取り組んできた。
おれは高槻⇒生駒⇒戸畑⇒春日と転院し、Nさんも主治医の転勤で一度だけ転院した。
残念なことにNさんは昨年6月15日に永眠された。
知り合って以来、Facebook MessengerやケータイのSMSで連絡を取り合っていたが、Messengerでは2018年4月20日のやり取りが、SMSでは5月16日のが最後になってしまった。
おれの最初の寛解後、2017年6月18日に京都で演奏する機会があった際には、会いに来てくださった。
そして、それが最後の顔合わせになった。
先日、奥様から連絡があり、Nさんと親しかった美術家の女性との二人展を開催するにあたって、展覧会のタイトルを考えてほしいとのことだった。
Nさんは趣味で写真を撮っており、作品をブログに載せていたので、愛鑑していた。
風景写真が主だったが、とても素晴らしいものだった。
二人展は4月26日～30日に大阪で開催予定である。
もちろん足を運ぶつもりだ。

（Nさんの写真ブログ）
ほぼ毎日一枚立ち撮りフォト　by Jose
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