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植物販売ポップアップ出店!その効果と課題① #0109

先週末、庭仕事の間を縫って今年初めてポップアップを出店してきました!

期間は5/24-26の3日間、地元の作家さんの作品を扱う雑貨屋さん(?)(週に数日だけコーヒー屋にもなる)で、織物作家のパートナーと二人出店してきた次第です。
売り物としては、インドア・アウトドアのグリーン。かなりの数を仕入れて販売しました。

昨年は結構な数を出店したのですが、今年は出店する数を大きく絞ろうと思い今回が1回目。
結果どうだったかというと、これが大盛況!こっちがビビるくらいの方々に来てもらって、売上もポップアップとしては過去最高額でした。

いくつか理由があると思うのですが、その辺りの考察と、これをどう捉えれば良いのか考えてみました。

ポップアップ、店内の様子

今年は出店を絞ろうと思ったワケ

まず。なぜ今年は出店を絞ろうと思ったか、です。

そもそもポップアップの出店やワークショップは、庭につなげるための広報活動と位置付けていたんですね(それは今も変わらんです)。で、これは一定の効果があることがわかりました。今年の施工案件は、ワークショップつながりのものがありましたからね。そういう意味では成功だったワケです。

ですが、ここには3つほど課題感があったワケですな。

①イベント系だと同じようなお客さんになってしまい、多様な人と出会えない
どうしても、地元のイベント系や同じ傾向のお店での出店だと、仲間うちや同じようなお客さんになりがちです。趣味趣向が近い人が多いからね。
毎回きてくれる人は大変ありがたいし嬉しいのですが、これは発展性がないなーと思っていました。

自分や自分たち主催でも行いましたが、これも新規のお客さんにコネクトできる方法ではない。今までと少し違う文脈+集客力のある店舗での開催でないと厳しいかな、と思っておりました。

②準備、出店にかかる工数が大きく、本業の作庭に工数を確保できない
仕入れにかかる工数がめちゃくちゃ大きい。(これはこれで楽しいんだけどね、、)わたくしは現在は主に一人で現場も回しているので、庭の繁忙期と重なると、出店に手間をかけておられないワケです。

本業は庭なので、そっちがおろそかになってしまうと困るし、忙しくなりすぎて体調管理も大変に。けっこう大変だなーというのが実感でした。

③売上が仕入れを上回るほど上がらなかったものがほとんど
①にもつながる話で、同じような人には何度も買ってもらうのは難しいので、売上が拡大していかず。必然的に売上は上がっていかず(というか大きいものが売れず)仕入れをカバーするほどの売上が上がっていなかったのが実情でした。
広報目的とはいえ、モチベーション的にこれではしんどい。

あとはイベント系だと、どうしても客単価が安いですね。他の店舗と奪い合うことになるのと、イベントに来て大きいものを買おう!とはならないですもんね。

昨年は手を変え品を変え場所を変え、でしたが難しかったですね、、

それでも出そうと思ったわけ

ということも加味して、今年は「コラボ案件の出店に絞る」「庭の繁忙期に(なるべく)重ねない」という方針にしました。

「コラボ案件」とはつまり、出店は地元の店舗とのコラボに限ることにして、相乗効果でお客さんに来てもらおう、という作戦ですな。
特に、自分としてフィーリングの合うエッジの効いたお店とやろう!という方針にしました。

ちなみに「繁忙期に重ねない」は4月〜5月上旬に重ねない、ということだったのですが、これは結局庭の件数が増えて、結局繁忙期に重なってしまった結果、体調崩したので失敗でしたね、、。

そういうことで、今回のポップアップは新規のお客さんに会える機会になるかも!?ということ進めた次第です。

今回の出店、外からの様子
1日目、だいぶはけてしまったあと、、

売上が大きく上がったのはなんでだろ?

で、結果的には冒頭に書いた通り、大盛況だったワケです。

売上的にはポップアップとしては過去最高額、初日の金曜にだいぶ売れてしまって正直2日目以降は焦るほど。インドアの大きい植物もほぼ売りきれました。
庭につながる話も4件ほどあったので、実際施工するまで行くかは別として、プロスペクトとしては多い方。

では、なんでこんなに盛況だったのでしょうか?ちょっとその辺を掘り下げてみたいと思います。理由としては大きく3つかなーと思っています。

①グリーン需要が全体的に高まっている
近年言われて久しいですが、グリーンの需要はやはり高まっている、と実感します。雑誌の特集とかも多いしね。この辺の2項目あたりに書いてます↓。

しかし、近隣のショップにはこのようなレアな植物を売るお店が全くと言っていいほど存在しない。強いて言えば、ホームセンター、という感じです。

それも手伝って、お店のアナウンスを見た人が多数訪れた、という感じでした。「この辺りでは見ないものばかり」という声を多く聞いたので、やはりちょっと違うものへの需要というのはかなりありそうな予感がします。

②作戦通りの「コラボ効果」
コラボレーションの効果はやはり大きかったように感じます。
作戦通り、初めてのお客さんに刺さった感じでした。お店の雰囲気に合わせると、家や店舗に置いたときのイメージが持ちやすいようで、特にインドアに対しての反応が良かった感じです。

今回、お店についているお客さんがインスタを見て来たパターンが多かったですが、やはり良いお店には良いお客さんがついている!と実感します。来てくれた方はマインドが近くも、初めて会うような方が多かったので、とても効果的だったように思います。プラスして、グリーンのお店がないことが相乗効果になったようでした。

お店に対しては、初めてくる方も多少呼び込めたのと、売上に少しは貢献できたかなーと思います。特に、通りがかりで入る人がいることに驚いていましたが、緑を置くと、人を中に引き入れる効果があるように思いますね。

③開催時期が良かった
身も蓋も無いですが、これは理由として大きいと思います。
特に冬が厳しい地域なので、冬が終わると芽吹きと共に人が一斉に動きます。それに伴って、「やりたい!」という気分が高まるので、この時期にやったのはやはり良かったな、と思います。

人が動きたくなる、買いたくなる時期に合わせるのは大事ですね。
本来は庭の仕事が最盛期なので、控えめにしたいのですが、こんな感じでピンポイントでやるのはいいかもね!というところです。

というところで、少し長くなったので次回気づいたことやこれからの課題感を掘り下げて行きたいと思います。

ではでは!


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