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コロナでよかったこと

緊急事態宣言がでて、高校生の息子と24時間ずっと一緒みたいな毎日が2ヶ月ほどありました。 息子の24時間を把握してるなんて幼稚園以来⁈

学校からも特に課題も出ずに、彼は彼で毎日好きなテレビを観て楽しそうにしてたんだけど、親としては勉強しなくて大丈夫なんか?と焦燥感にかられきて、普段あまり口出ししないのに、勉強しなさいと言いたくなってくる→雰囲気悪くなるの繰り返しで、せっかく親子でいる時間がたっぷりあるのにもったいないなと思うようになりました。

息子に以前から、包丁を使えるようになってほしくて、炒め物とか簡単な料理ができるようになったらいいなと思っていたので、教室業もこの事態でお休みだし、息子に料理を教えることにしました。(超贅沢やん・・・プライベートレッスン)

最初は、朝ご飯の自分の分の支度を担当。

ごくごく簡単なことから、レタスちぎってトマト切る。

ヨーグルト盛り付ける。

息子の大好物のオムレツはさすがに難易度高いからスクランブルエッグに。

あとはおにぎり。

学校もないと、夜更かしして朝起きてくるのも遅いから、少し日々のルーティーンしてもらってメリハリつけることに。

だんだん、包丁と火を使うことに慣れてきたので、夕飯の支度やら手伝ってもらうことに、それはそれはゆーっくり時間がかかりじれったくなるんだけど、とにかく時間だけはある期間。私もイライラせず見守ることができて、ほんとよかった。

で、素材さえ切って、何かの素を入れて炒めたらおかずができるようなことができるようになると、出来立てが食べられるし、私も作り置きの品が一つ減らすことができて非常に楽。 息子もやることもないもんだから、意外と積極的にやるように。 

いままで、剣道ばっかりしてきて、高校入ってからも忙しくて、暇な時間あったら遊び優先だったから、コロナなかったらいつまでも教えられなかったかも。

息子も、自分で作ったものだから、やっぱりおいしいらしく気持ちを込めて料理する大切さも気づいたようでした。

タイミングよく友人が出版するお菓子の本が子供向けの菓子作りの本だったため、息子だけで作れるのかテスト試作のお手伝いを依頼してくれました。

なので、息子にアルバイト代をはらって、担当分のお菓子一日1個作ってもらうことに。私は横で口出しする程度でできた。すごいな~

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バニラオイルを計量する息子氏

これだけ作れてすごいね!って褒めたら「いや、お菓子作り大変だから、これをママがいつも作ってくれてるって思ったらめっちゃ感謝の気持ちが沸いてきた、ありがとね」って。

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なかなかの出来栄え

料理に関しても、普段からタイ料理とかとにかくいろんなもの食べさせられてる息子。塩味のつけ方もなかなかセンスあった。

そして、現在・・・学校も通常通りになり、部活も忙しくなって、ゆっくり料理する時間もなくなった息子。 それでも私が留守にするときは、ラーメンにのせる野菜炒めをつくってみたり、すこしcookpadなど見ながらやるようになった息子。ずいぶん私は楽になった。これでいつかタイにまた行けるようになったら、すこし旅程延ばしていけるかも!(笑)

息子のためでもあるけど、私のためでもあった料理指導。

今はやる時間なくても、使えることさえできたら役に立つと思う。

あの時は終わりがないような気持になって閉塞感あった時もあったけど、こんなに大きな息子とこんなにもたくさんの時間を過ごすこと、よっぽどなことがない限りない。出来る限り楽しんで行きたいと思って向き合ってきてよかったなと思う。

毎日お弁当おいしかったと伝えてくれる息子。前からそうだったけどそういう当たり前のようなことへの感謝の気持ちがコロナ中にさらに育まれた気がする。

あの時間、ただ不安で心配な時間で終えなくてよかったとつくづく思う。

いつか思い出話で、笑って話せることでができますように。




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