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【アラ80+50の旅】道連れは母だから、ゆったり行きたい壱岐の旅2

壱岐の旅1、に続きまして。

2日目10時。ガイドさんが平山旅館まで車で迎えに来てくれました。帰りのジェットフォイルは芦辺港14:25発(〜博多15:30着)の予定。13時まで案内してもらい、芦辺港まで送ってくれるとのこと。

その後、船に乗る前に港周辺でランチすればいいじゃない。どう過ごそう、と悩んでいたのが一気に解決しました。人に頼るとスムーズにことが運ぶこと、あるものです。旅に限らず。


ガイドの忠さん、と勝手に呼ばせていただきますが、壱岐のモンサンミッシェルこと小島神社と、月読神社に行ってみたいとお願いしました。先にモンサンミッシェルへ行こうと忠さん。神社のある小島へ渡れるのは引き潮の時のみで、時間はとうに過ぎています。「微妙だけど間に合うか?」と車を飛ばしてくれました。

そして微妙に間に合いました。

と言っても、鳥居まで

島まで行くと潮が満ちてくるだろうとのことで鳥居の手前まで。水が来ちゃうとドキドキの母も一緒に歩き、歩いただけでも気持ちは満足。いい眺めでした。

潮が満ち始めました〜

海風が強くなってきました。すぐに移動して、続いて月読神社へ。

詳しくは↑

月読尊は、天照大神、素戔嗚尊とともに伊邪那岐命・伊邪那美命から生まれた神さま。男性なのか女性なのか、女性のイメージがあったけど、wikiには男性のように書かれていましたね。天照大神の後に生まれ、夜の世界を任されたそう。そしてここは、全国の月読神社の元宮だそうです。

階段はちょっと急で、母は登らず階段の下で待っていました。坂道もありました。

ここを分霊し京都へ持って行ったことから、神道発祥の地、なんだとか。なんという謂れでしょう! なのに忠さん「両側の杉が風情ないもんね〜」って。笑った!

気持ちよかったですよ

本殿左の裏手にある石にパワーがあると教えてもらい、触ってきましたよ。よく分からないけど、分けてもらえたかしら。

忠さんとは13時までのお約束なので、後はお任せ、なりゆき任せに。

住吉神社へ連れて行ってくれました。

ここも詳しくは↑

「大阪の住吉大社をはじめ、下関、福岡の住吉神社と並び『日本四大住吉』と称される」そうです。(壱岐観光ナビより)

本殿前のオガタマノキ

枝がぐいっとほぼ直角に曲がったオガタマノキ。なんとなくですが、とてもよい氣を感じました。木、だけに。

住吉神社の夫婦クス

この楠(クスノキ)を「男性は左回り、女性は右回りに回ると良縁に恵まれる」そう(同じく壱岐観光ナビより)。右に一回りし、幹に触れ「よろしく頼みます、なる早で」

壱岐の住吉神社。ここも気持ちのいい場所でした。

続いては「鬼の足跡」と呼ばれる景勝地へ。
牧崎公園内にありますが、公園の入り口に

こんな間近でトンビを見るなんて

トンビが…! もしかして私たちを待ってたの? どうもありがとう。

そしてこちらが「鬼の足跡」です。言い伝えによると、「大鬼のデイが鯨をすくい捕るために踏ん張ってできた足跡」だそうです。

だいぶ大きな鬼ですね

左隅に置かれ物は、ボランティアで寄せ集めたゴミ。時々まとめて上に運ぶそうですが、かなり急な崖でロープを伝って降りるよう。私には難しいレベルです。忠さんが所属するグループでやっているそうで、頭が下がりました。高校生対象だったかな、体験学習のようなものに組むこともあるそうです。

それにしても、この公園。なだらかなカーブの緑の丘、ところどころに花畑。海風がびゅうっと強く吹き抜けていきます。なんという気持ちのよさよ! 今回、私にとってはいちばんの場所でした。

丘の先に何か見えてきましたよ。

あの黒いのは?
微笑むゴリラ岩!

壱岐には猿岩というとても有名な岩がありますが、こちらはゴリラなんですって!
確かにゴリラ! …そして、友だちのハチくんにソックリ!! ハチくんにしか見えない(爆笑)

何を思って微笑んでいるのでしょうね、こちらまで幸せな気分になります。

そして海が、とても綺麗でした。

崖下はこんな青!

「入りたい…!」と母。ワクワクしている(笑)。底まで見えているけど、そこそこ深そうですよ〜。

忠さんとカエル岩(中央)、右の崖もゴリラ?

ここは本当に来てよかった。忠さん、ありがとうございました。

スーパーに寄ってもらってお土産を買い、もう少し時間があったので「古墳へ行こう」と立ち寄り。なんと壱岐は古墳も多い、島なのです。今回初めて知りました。

鬼の窟古墳にて。それにしてもこの古代人の顔!

この看板によると長崎県内の古墳の6割、280基が壱岐にある。国生みの神話で、壱岐の後が九州、という順番がなんだか本当のように思えます。忠さん、古墳巡りをする大学の先生も来られるとおっしゃていました。

一泊二日(ほぼ24時間)、観光3時間の壱岐の旅もいよいよ終盤。
芦辺の港まで送ってもらい、ガイドの忠さんとはお別れです。地元壱岐への熱い想いを胸に活動されていて、言葉もまっすぐな方でした。

いろいろなことを聞きましたよ。一支国だった歴史、2度の元寇による蹂躙、松浦藩の重い年貢の取り立て、あちこちからの支配を受けて培われた島の人の気質、地震が少ないこと、水が豊かでたくさんの作物がとれること。またの機会も、ガイドをお願いできたらいいな。

そして2日目のランチ。 芦辺港には壱岐牛のレストランがあるのですが、私、食事療法中で牛肉は食べられません。今っぽい土産物店併設のカフェは、営業していない…。その隣のスーパーに、モスバーガーとうどん屋さんがありました。

で結局、スーパーのお弁当を選び、港の待合室でお昼にしました。
500円くらいだったと思うけど、このお弁当が、とてもおいしかったんですよ!

はらほげ食堂の鮭弁当。

それもそのはず、うにめしで有名な「はらほげ食堂」のお弁当でした。ホームページを確認したら、なんと創業昭和47年じゃないですか! 今年50歳、同級生。
次回はお店に伺いましょう。 

そして博多へ帰りますよ〜。

ジェットフォイル「ヴィーナス」

今回の行程まとめ。
<1日目>
15:45 博多港でジェットフォイル「ヴィーナス」に乗船
16:55 壱岐(郷ノ浦港)着
宿の方に迎えにきてもらい、平山旅館
<2日目>
10〜13時 地元ガイドさんと壱岐観光
 小島神社→月読神社→住吉神社→鬼の足跡→スーパーで買い物→鬼の窟古墳
13時 芦辺港で「はらほげ食堂」のお弁当
14:25 壱岐(芦辺港)から「ヴィーナス」に乗船
15:30 博多港着

そして、今回のお土産です。

左)平山旅館で母が呑んだ「海鴉」。中)平山旅館女将の梅酒。右)忠さんおすすめ島限定「壱岐の島」

右の2本はお世話になっている方へのギフト。左の「海鴉」は…自分用。

今は食事療法でノンアル中、なんだけどお酒って買いたくなります。買うのが楽しいのは、昔の癖かしら。いいんです、今は飲まないけど、体の調子が良くなって多少飲めるようになる近い日のために買いました。

飲める日が、楽しみです。
そして壱岐へは、夏にまた壱岐たいですね! 



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