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PTSDの心理学史

このノートは、以下の書籍の第三章で勉強した内容です: フリードマン, M. J., キーン, T. M., & レシック, P. A. (編). (2014). PTSDハンドブック: 科学と実践 (金 吉晴 監訳). 金剛出版. フロイトとジャネフロイトは、ヒステリー反応は初期のトラウマ体験によるという仮説を立てた (Freud & Breuer, 1895)。性的誘惑説と呼ばれ、自動機の性的虐待体験によって最も原始的な防衛機制(解離、否認、抑圧など)が用いられるとした。

    • 精神医学におけるトラウマの歴史

      このノートは、以下の書籍の第二章で勉強した内容です: フリードマン, M. J., キーン, T. M., & レシック, P. A. (編). (2014). PTSDハンドブック: 科学と実践 (金 吉晴 監訳). 金剛出版. トラウマ的ストレス:感情か器質かトラウマの影響に関する初期の科学的議論は、むち打ち症 (whiplash injuries)と鉄道脊椎症 (railroad spines)をめぐる器質因説 vs. 心因説、詐病説 vs. 申請の疾患説だった。

      • PTSD: 25年間の進歩と課題

        このノートは、以下の書籍の第一章で勉強した内容です: フリードマン, M. J., キーン, T. M., & レシック, P. A. (編). (2014). PTSDハンドブック: 科学と実践 (金 吉晴 監訳). 金剛出版. 外傷後ストレス障害(Posttraumatic Stress Disorder [PTSD])は、古くから文学や歴史の中で記録されてきたが、現在の用語として疾病分類学に登場したのは1980年になってからのこと。 その以前は、米国精神医学会がDS

        • 英文翻訳術を読んで- 3

          ちくま学芸文庫から出てる安西徹雄先生の「英文翻訳術」がおもしろい。 この記事は、前回の「英文翻訳術を読んで- 2」の続きです。 以下、備忘録として、自分の中で大事なポイントのメモです。 形容詞・副詞編:述語的に訳すべき場合形容詞や副詞の中には、述語的に訳すのがいい場合がある。 (1)No, Many, Few, Much, Little 形容詞として主語や目的語に"no"が使用されている場合が最たる例である。 たとえば、"I can recall no bad spr

        PTSDの心理学史

          英文翻訳術を読んで- 2

          ちくま学芸文庫から出てる安西徹雄先生の「英文翻訳術」がおもしろい。 この記事は、前回の「英文翻訳術を読んで- 1」の続きです。 以下、備忘録として、自分の中で大事なポイントのメモです。 代名詞編:代名詞は切れ(1)人称代名詞 英文の中では"you"や"his"などの人称代名詞が頻繁に出てくる。 これらはその都度訳していると日本語としておさまりが悪いことがある。 たとえば、"You can know a man by the books he keeps in his

          英文翻訳術を読んで- 2

          英文翻訳術を読んで-1

          ちくま学芸文庫から出てる安西徹雄先生の「英文翻訳術」がおもしろい。 最近になって、ときどき、ガイドラインなどの翻訳に携わるようになりました。 これがなかなか難しい。 できることなら、著者が伝えたいであろうことをうまく日本語に乗せて、日本語版を読んでくれる人たちに届けたい。 でも、オリジナルに忠実であろうとすると、どうも直訳感がぬぐえない。かといって、読みやすさを頑張りすぎるとオリジナルの言葉を置いて行ってしまう。 いちから自分で日本語を書くのとは全然ちがう難しさがあり

          英文翻訳術を読んで-1

          COVID-19の陽性者数に関するWebスクレイピング(福島県)

          県のホームページ等には日々の陽性者数について公開されています。 必要なときにWebスクレイピングを簡単にできるようにコードをメモ。。 (1) 情報が載っているホームページのURLを指定。ソフトウェアはRを使います。 福島県のホームページには月ごとに分けて情報が載っているので、それぞれのURLを指定する必要があります。 URLの設定に規則があるので、その規則を使ってまとめて抽出します。 (2) HTML内の情報を抜き出す。陽性者情報はtableとして載っていました。

          COVID-19の陽性者数に関するWebスクレイピング(福島県)