やってみたー#001 昆虫食
世界的に昆虫食が注目されていること知っていますか。
実はアメリカでは、コオロギプロテインバーがスーパーに登場。スエーデンでは、一流レストランで蟻の料理が提供される…など、昆虫食はスタンダートになりつつあるようです。
そんな昆虫食を食べてみましたー。感想と昆虫食の魅力をご紹介しますね。
今回はこちらの3品「レンジで簡単だんごむしの素」「虫ふん茶」「ハイソ クリスピーシルクワーム」です。
いずれも日本最大級 食用昆虫(昆虫食)通販 BugsFarm さんで購入させていただきました。
レンジで簡単 だんごむしの素
国産の米粉と食用コオロギの粉が使われたミックス粉。とっても簡単にコオロギのおだんごができちゃう商品です。
粉はこんな感じ。見た目、ニオイともに虫感はほとんどありませんでした。
作り方はとっても簡単「粉と水を混ぜる→レンジで加熱→だんごにする」だけ。水を加えて加熱すると、独特の香りが…小さめのお団子にして食べてみることにしました。
出来上がりがこちら。
食感は、もっちもち。独特の香りと風味は、かなりクセがあり口に入れた時にはざらつきもありました。
食べられるけど、好みが分かれる味。なので、見た目をダンゴムシやコオロギにするなど工夫をすると楽しくたべられるかも。コオロギのたんぱく源をお菓子で楽しめるのは優秀ですね。
ちなみにオリーブオイルで焼いたところ、香りは気にならなくなりました。
虫糞茶(ちゅうふんちゃ)
蛾の幼虫の糞を乾燥さえた中国茶。昆虫食のリーディングカンパニーJR UNIQUE社の商品です。
100%茶葉食の「ばくが昆虫の糞」。幼虫の糞のお茶、糞のお茶…ブームに乗って作ったような商品ですが、中国山岳部のチワン族、トン族、ミャオ族などで、古くから飲まれているお茶になります。
ティーパックの中身がこちら。糞と判断できる人は少ないと思いますが、茶葉でないことはひと目で分かります。
赤茶色のお茶。黒茶の部類にはいるのかな。ルイボスティ・鳥龍茶のような濃厚な色、香りもとてもいいです。中国茶をカフェでいただくような気分にさせてくれる上品さ。香りや味で、昆虫のお茶と気付く人はいないと思います。
幼虫の体内で茶葉が発酵された虫ふん茶は、必須アミノ酸が多く、うまみがあります。善玉菌が多いことで、胃や腸を整えてくれる作用もあります。
ハイソ クリスピーシルクワーム
食用のカイコサナギをカリカリに炒ったお菓子。タイで有名な「ハイソー」の商品です。
フレイバーはバーベキュー・トムヤムクンなどいろいろあります。今回は醤油でトライ!パッケージからも分かりますが、昆虫食を目でも楽しめるタイプです。
開封した瞬間から( ;∀;)インパクトありますね。背中を教えてくれたのは、半分に割れたカイコサナギ。うまい棒のミニサイズに見えてきました。
食感は、中までサクサク。外のカリカリ部分が口の中に残って、藁っぽい感じがします。サナギの表面が口の中に残る感じもありました。
味は、醤油があまり感じられなかったですね。油テイストという感じなので、アルコールのおつまみに合うと思います。
口に入れるのは覚悟がいるお菓子ですが、成分の7割がたんぱく源。カルシウム・ビタミン・必須アミノ酸など栄養価が高いので、おやつやおつまみとしてかなり優秀です。
まとめ
どんなことでも時代とともに、スタンダートは変わるもの。新たな食のスタンダード「昆虫食」も慣れておくといいかもしれません。
昆虫食といっても、色々な食べ方があるので食べやすいものでチャレンジしてみるのがおすすめです。
ちなみに、昆虫はエビやカニ 甲殻類と非常に近い生物のため、アレルギーを持っている人は注意してくださいね。
昆虫食に興味を持った場合は、以下の「昆虫食とは」「昆虫食の特徴」もチェックしてみてくださいね。
昆虫食とは?
昆虫食とは、ハチの幼虫、イナゴなど、昆虫を食べることである。食材としては幼虫や蛹(さなぎ)が比較的多く用いられるが、成虫や卵も対象とされる。アジア29国、南北アメリカ23国で食べられ、アフリカの36国では少なくとも527種の昆虫が食べられており、世界で食用にされる昆虫の種類を細かく集計すると1,400種にものぼるといわれる
引用元:Wikipedia
特にアジアやアフリカでは、たくさんの種類の昆虫が食べられていますね。
昆虫は貴重なたんぱく源として、昔から食べてきた食材です。日本では、稲作の害虫であるイナゴを害虫駆除と栄養源として。養蚕が全国へ広がるとカイコも食べられるようになり、昆虫食は広がりました。
イナゴ・カイコ・カイコ・ザザムシなど、暮らしの身近な場所にいた昆虫たちが日本では、食されてきたようです。
ちなみに私は子供のころ、祖母が作るイナゴの佃煮を食べた経験があります。今はイナゴを見かけることすらありません…。昆虫食は、環境の変化、食生活の欧米化とともに、食べられる機会が減った食材なんですね。
昆虫食の魅力
たんぱく源として知られて昆虫食。2013年、国連食糧農業機関(FAO)が、食糧問題の解決策のひとつとして「昆虫を食用とすることを推奨する」報告書を出しています。
昆虫食の魅力はこちら。
・家畜を飼育するより非常に安い(餌・施設がいらない)
・サイズが小さいので加工がしやすい
・鳥インフルエンザなど、人間に感染するリスクのある病気のリスクが低い
・たんぱく質が豊富
罰ゲームに登場することが多かった昆虫さん。来る食糧危機の備えとして体験しておくのはいいかもしれませんね。
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