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マイカーで行けない関東最後の秘湯

「青森の酸ヶ湯温泉は、湯気がすごいからあまり混浴でも気にならなかったけど、ここは少し気になる」

「そうなんですね」

そんな、温泉通の会話が聞こえてくるのが、栃木県日光市奥鬼怒温泉郷にある秘湯『八丁湯』です。1929年に開業された100%自然湧出のかけ流し温泉です。

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『秘湯を守る会』に加入している温泉宿で、アクセスも、一般車両が通れない、日光国立公園の中の森の中にあり、本当に「なぜこんな所に?」「よくこんな所に宿が作れたなあ」と感じる温泉宿です。

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温泉へのアクセスは、女夫渕駐車場まで車かバスで向かい、そこから専用のマイクロバスで宿へ向かいます。山道は冬は雪がつもり、ゆっくりと進んで行くので約30分かかります。途中、壮大な渓谷美を楽しめたり、野生の猿と出会ったり旅情をそそる道中となっています。

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宿は、懐かしい山の宿風で、私はログハウスツインに宿泊。清潔感がありナチュラルな和モダンテイストのお部屋は、ほっとします。

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そして、露天風呂は4つあります。そのうち3つが混浴で女性専用の露天風呂が一つあります。いい年していますが、混浴は少し抵抗があったのですが、ここはバスタオルを巻いてもOKです。さらに、女性の専用時間が1時間あ流ので混合露天風呂をその時間に楽しむこともできます。こちらの温泉は滝をみながら入ることのできる温泉で、森と滝のマイナスイオンと温泉の効能をまとめて楽しめるスポットなのです。泉質は単純温泉で、とってもやわらかいお湯でした。

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そして、宿の夕食は、栃木の地元食材を活かした山の郷土料理です。イワナや猪鍋、湯葉のお料理を楽しみました。どれも素朴ですが、とってもやさしい味で、完食することができました。日本の宿は時々、量が多すぎることがあるのですが、ここの宿は量も適量でよかったです。猪鍋は、八丁味噌仕立てで、最後は締めのうどんで名古屋風の味噌煮込みうどんがよかったです。

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温泉は滞在中に4回入ったのですが、夜は温泉で適度に疲れたのか熟睡することができました。

最後に、温泉宿を選ぶ時にいつも参考にしているのが、この秘湯を守る会のサイトです。アクセスが決して良いとは言えませんが、珍しい宿が多くて、これからもこの秘湯を守る会に加入している秘湯に行ってみたいです。


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