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涼しい設計をデザインにおとしこむ!


ヘタミュ衣装①

そもそも舞台上はライトを浴びて動き回る。
それはそれは暑いのです。

私はめちゃくちゃに汗かきなので
日常生活でもすぐ乾くとか風通しが良い服
汗染みが目立たないことはとても重要です。

同じように衣装でも涼しいことは重要です。
今回シリーズは
特に【涼しい】ということにポイントを置きました!

前回シリーズの時も
メイキングをご覧になった方は見たことあるかもしれませんが

見えないところはエアリズムに変えたり
スポーツ裏地を使ったり…
スポーツ裏地は他のコンテンツでもよく使います!
今回は、舞台映えと機能素材をどうデザインに落とし込むか!
生地見本帳を広げて基本の素材を先に選ぶ。
ベースの生地と使用したい生地を選んだら
素材を感じながらデザイン画を描いていく。

涼しい仕様部分はメインの身生地に負けない存在感のある素材を選択!
これは
赤とカーキの色をどれだけ染め出しできるか……にかかっていました。
赤に関してはかなりテストしました。
赤染
カーキの染め分け
がうまくいったので
あの素材に決めました!

今回シリーズは
全キャラパンツの腰にリボンを垂らしています。
色と長さは衣装全体のバランスからセレクトしてます!

そして背中のタックは
ステージ上の最大限の動きを確保するための
運動量をデザインに落とし込んでいます。
(この機能は前回シリーズから続投!)

舞台衣装はやっぱり動いてなんぼなので
静止画よりも動いている時の舞台映えが大切なので、隣り合う素材の相性とか照明が当たった時のバランスを常に考えます。

そのためにアトリエにある撮影用の照明を全てつけて布を動かして確認したり
配信のことも考えて撮影して動画で確認したり
素材の見え方もかなりテストします!

イタリアはロマーノと色の組み合わせを揃えてています。


イタリアよりもロマーノは濃いめ。

イタリア→青xベージュ
ロマーノ→紺x茶

ロマーノとの色のバランスとともに
日本
今回シリーズの初演では出なかったドイツ
とのバランスも考えました。

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