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【妊婦やってます】マタニティーブルーズのはなし

こんにちは。
本日書いておきたいこと、それはマタニティブルーズの話です。このnoteでも妊婦メンタルや旦那様との接し方などについてお伝えしたこともございましたが、いやはや私、恥ずかしながら昨日どっぷりとメンタルダウンいたしまして。
マタニティブルーズは産後に語られることが多いかと思うのですが、産前産後でもあるようなので、今回お話しするそれがマタニティブルーズなのかどうだったのかはわかりませんが、なかなかディープな経験でしたので恥を忍んで書き記しておきたいと思う次第であります。

それは本当に突然でした。
昨日は二人ともお休みだったので、私はいつもより少し遅く起きました。オット氏は疲れてるだろうし寝かせておいてあげようと思い、一人で洗濯機を回し、お茶を飲み、オット氏が自分でやると言いつつも残してあった食器を仕方ないなぁと洗っておりました。

洗濯ものを干し終わり再度ホッとしていると、昼前にオット氏が起きてきて、約束してあった掃除機かけをすると言ってくれたのですが(食器が片付いていたことにはお礼を言われ)、彼はその日遠くに行けない私のためにある入院グッズを少し距離のある某百均まで買いに行ってくれる予定で、少し会話をした後『何か食べたいけど何食べていいかわからないからそのまま行く』と言いました。
私は私で少し外の空気を吸いたかったこともあり、普段行く近くのスーパーに一人で散歩がてら行くことに。

スーパーでは割引になっていた魚やフルーツなどをゲットできてホクホクで、帰り道をちんたら歩いていたところにちょうどオット氏で出くわしたので、同じスーパーで買い物があったオット氏と再度一緒にスーパーへ行き改めて買い物。帰りもふつうに帰り、さらにコンビニに用事があったオット氏と途中で別れ、私だけ先に帰宅。
帰宅後は割引で買った魚を冷凍するための処理と同時にオット氏のためにスパゲティを作っていました。

私がせかせか動いているところにオット氏帰宅。
そしてオット氏はそのままソファへ行き、テレビを見だしたのでした・・。

ここ!!
ここだったんです!!
普段ならスルー出来たことが、なぜ昨日はできなかったのか私にもわかりませんが、ソファに座っている彼を見たときに

『やってもらってることが当たり前だと思うなーーー!!!!』

という怒りがぶわぁぁぁぁーー!と湧いてきたのと同時に、もうやってられないと怒りの頂点から悲しみのどん底まで突き落とされ、塩を振った魚と沸かしているお湯を放置してトイレに駆け込みました。
それでもまだ、その場で怒鳴り散らしたり泣きわめくことは良くないと自制がきいたんです。トイレで声を殺して泣いた後にキッチンに戻りましたが、そのままスパゲティを作る気力は、もうその時の私に残っていませんでした。(かろうじて魚はやってあげようと思いましたがね。)

恐らくですね、予兆あったんです。
一つ目は朝起きた時にキッチンのシンクにお皿が残っていたことと、ドレッシング(油もの)が入ったボウルに水を張ってお皿がつけてあったこと。二つ目は『何を食べたらいいかわからないから食べない』という言葉。

一つ目のこと。
これ、女性あるあるなのかどうかはわからないのですが、油が入ったものに水を張って別のお皿とかを入れたら、特にプラものなんか入れられた日にゃあ油があらゆるものに付くわけですよ!単に汚れを浮かせようとして漬けておいたのは、わかる。で、も!私なら油がついていないもの(お茶碗とか)はそれはそれで水に漬けておいて、むしろ油がついてるお皿やフライパンなんかは水に漬けるより先に油や汚れをふき取っておくんですよね。
そのほうが洗剤を使う量も少なくて済むし、洗い直しも出ないし。

そして二つ目の『何を食べたらいいかわからない』発言。
うん、きっと何の悪気もなくそう言ったんだというのはわかる。でもね、捉え方がひねくれてしまう日がどうしてもあるのよ。。そう、私はそのときオット氏のその発言を『何か用意して』と捉えてしまったのです。
これはもう紛れもなくオット氏からしたら流れ弾を受けたとしか言えないかもしれませんが、でも思ってしまったから仕方ない。
ひねくれ発動した私は特に何もしないまま放っておいたのです。

そこに極めつけがソファ直行、テレビ+スマホ。
私の中の糸がブツンと切れたのでした。

異変を察したのかオット氏はオロオロしつつ私に大丈夫か尋ねましたが、私は『もう全部に疲れた・・』とやっと絞り出した声で言い、ポロポロ流れて止まらない涙をそのままに魚の処理をし、自分でここからスパゲティをつくって食べてくれるように伝え、そのままベッドに直行。
やっとの思いでベッドに倒れこんで、そのままわんわん泣きました。

いやぁ人って泣けるもんですね。
たぶん3時間くらい強弱の波はありつつも泣き続けたと思います。その間もお腹の子がすごく動いていて、こんなストレス中のストレスをへその緒から与えてしまって申し訳ない・・ホントね、このまま消えてしまいたい・・と思いましたが、それでも一線で踏みとどまれたのは、この子がいるからという思いでした。
独身なら嫌になりゃ別れればいいんですが、そうはいかないですからね。

少しお腹がすいたので、のそのそ居間へ行き、残しておいてくれたスパゲティをちょっとだけ食べてまたベッドへ。そのまままた涙くんが溢れること1時間くらい。オット氏が定例の散歩に行ってくるとのことで、ドアが閉まってからおそらく1時間くらい眠ってしまったのでした。

やっと起きだしてきたのが夕方6時頃。スープだけでも作ってあげればいいだろう・・と思って無の心のまま手早く料理をして、私は残ったスパゲティをいただき、ふたり無言のままサザエさんを見るという時間。いつも二人でもワイワイやってるだけに異様な雰囲気でした。

なんだか甘いものが食べたくなった私は近所のドラッグストアで菓子パンを買いたくなり、行ってくると申し出ると彼も行くと。そしてやっぱり道中無言でしかも店内に品物はほとんど残っておらず・・。
ぼんやりと何も買わないまま店を後にして、やっぱりぼんやりと無言で帰宅。

帰宅後やっとこの事態についてポツリポツリと話すことができました。と言ってもチリツモなことも多く、本当に途切れ途切れ。

それでも家に帰れば食事にしろ家事にしろすべてが整っていて、だんだん自分が家政婦か母親みたいになってるような気がしていたこと、出かけることもできずボサボサになっていく恐怖、産後この家はもし私が今日みたいに潰れたらどうなるのかという不安、なにより自分一人が動いているような感じが寂しく悲しかったこと。
そんなことを少しずつめちゃくちゃな順番でやっとこさ伝えまして、最終的には仲直りとなったわけですが、私もすーごく反省させられました。

いやね、家事のひとつひとつは嫌いじゃないし、私がやったほうが圧倒的に速いのもあり、オット氏に覚える機会を与えなかったことが私の大きな反省点。オット氏もそれをわかっているからいつの間にか手出し口出ししなくなっていてだんだんそこに変なスキマができていたようでした。

何より自分の心身の調子がいいことで、そのままのペースで走り続けてしまっていたから、バランスを崩した時の転び方が派手だった。
調子がいい時は両手に荷物をたくさん持てても、どうしても調子の波というのはあるものだから、その波が下がったときでも荷物を大量に持ち続けようとしてしまうんですね。だから普段から持ちすぎないようにしないと・・。

いや~もう何回こんなことしてるんだと恥ずかしくなりますね、改めてこうして書いてみると。(笑)でも落ち込みが深かった分、浮き上がりも早かった・・かな?一応その日のうちに話し合いができたのは良かったと思うし、二日目の今日も全快ではないものの6,7割がた回復できております!
ここで無理せずゆっくりと自分のバランスを感じながらゆるりとやっていこうと思っております。

*みんなのフォトギャラリーから写真を使わせていただいております。投稿者様ありがとうございます。*

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