写真撮ってもらえませんか?と声かけられる率高すぎな夫
私の夫は観光地で必ず
「写真撮ってもらえませんか?」
と声をかけられる。
私の夫はどこからどう見てもカメラに強い人には見えない。
なせ人は、カメラにもスマホにも弱そうな私の夫に写真をお願いするのか本当に不思議である。
シャッター押すだけですからと言われても、(最近はスマホだけれど)夫は老眼だし、昼間のスマホは夫は何も見えない。
なので夫は私におまえ撮ってくれん?と言う。
私も写真なんて上手に撮れない。
観光地だとお城をバックに入れたり、何かと気を使う。
数人の団体さんだと、大きな声で
「はい!撮りまーす。ハイチーズ!」
「もう一枚撮りますね!」
なんて、本当に恥ずかしくて嫌だ。
ちゃんと撮れているか知らないけど、みなさんニコニコ顔で「ありがとう」と言ってくれる。
そんな写真を頼まれることが多すぎる夫。
野球観戦の帰りでもなぜか人は、夫に
「今日勝ちました?」
と聞いてくる。
神社で孫のお宮参りでも、人は、夫に写真を頼みに来る。
ウォーキングイベントで1人で参加していた若い女性の方が夫の方に近づいてくると思ったら、やっぱり写真撮ってくださいって。若い人って自撮りとかしないの?
そんな夫は何とニューヨークに行った時でも写真撮ってくださいとスパニッシュ系の明るい家族に写真を頼まれていた。
なぜ?
日本人の夫になぜ?
私は横で笑いが止まらない。
ロックフェラーセンターの上のトップ・オブ・ザ・ロックでのこと。
彼はスマホを受け取りスパニッシュ系家族の前でなんて言うのかな?面白すぎる。
何と夫は
「はい、撮りまーす。ハイチーズ」
と言ったのだった。
ここは日本かと思うくらいの普段通りの感じで。
なぜかスパニッシュ系家族もそんな日本語のハイチーズ!に疑問も持たず、終始ニコニコで写真撮影は無事に何事もなく終わったのだった。
えっ?ハイチーズ!って言ったよね。
うん、写真撮る時はそう言うもんだからね。
さすがだ。アメリカにいても日本にいても何も変わらない人。
この観光地で写真を頼まれる夫はもうおじいさんになってきているのだけれど、今も相変わらず誰もが写真撮ってくださーい。と夫に近づいてくるのだった。
本当に不思議で仕方がない。
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