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ブランディング

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ブランディングのヒントをまとめているマガジンです。
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バルミューダの魅力をジョブ理論で分解してみる

12月に東証マザーズに上場が決まったバルミューダ。 本日は、バルミューダの魅力を『ジョブ理論』のフレームワークを活用して深堀りしていきたいと思います。 自然の風を再現する扇風機や、2万円超の高級トースターのヒットで、国内家電市場に風穴を開けたバルミューダ(東京都武蔵野市)が12月に東証マザーズに上場する。電機大手の家電が海外で売れず、国内に照準を定める中でも、外資を含めキラリと光る専業メーカーは増えつつある。先駆者となったバルミューダの上場は家電市場の一つの転換点とも言え

「特定のチャネルで1番になる」ことのメリット

何か新しいことを広めたいと思った時に「特定チャネルで1番になる」戦略を考えてみてください。 これは、シンプルに実行しやすく、立ち上げ期やスモールブランドにはおすすめです。 特定のチャネルとは、オンラインであればSNSや特定のモール、オフラインであれば特定の売場のことです。 noteで有名な○○ Twitterで有名な○○ ドラッグストアで見かける○○ etc このブランドといえば「このプラットフォームで有名な〇〇だよね」と想起されることは、一つの生き残り戦略だと考えて

地方・中小企業はLINEと上手に付き合えると良いのでは?

LINEの信用スコア融資に関するニュースが出ていて、非常に興味深く読みました。 少し前の記事も読むと、 LINEの信用スコアは500万人が登録しているとのこと。 直近のLINEの動きを見ていると、 LINEは金融、医療、行政などの生活インフラとして根付くための動きを強化していることがわかります。 医療分野はエムスリーとの提携をして、オンライン診療のプラットフォーム化に向けて動きを進めています。 LINEヘルスケア、全国の医師に向けて、LINEビデオ通話を活用した 「オ

サービス業に求められるドライブスルー最適化(DTO)Drive-Through-Optimization発想

あらゆるサービスがドライブスルーを取り入れているようです。 飲食店はわかりやすい。 ○飲食店のトレンド ・基本はドライブスルーに強いブランドが昨年度比で売上増 ・ドライブスルー魚屋も登場 参考:1日で300万円稼ぐ“ドライブスルー魚屋”も登場 コロナ禍で見直された販売形態の魅力 (1/6) 面白いのは飲食店だけではないということ。 図書館、コロナ検査・・なんとお化け屋敷まで! ドライブスルーの顧客接点を抑えることが、これからの時代で生き残っていくためには必須となっ

ゲームチェンジは内側から起こるのではないか?

日経新聞の「Game Changer」という連載を読むのが最近の楽しみです。 新型コロナウイルスにより、全ての業界でゲームチェンジがおきようとしています。 連載を読みながら、ゲームチェンジを起こす人はどんな思考をしているのかと考えていました。 そこで感じたことをまとめてみました。 ゲームチェンジは綺麗な戦略からは生まれない連載を読んでいて感じるのは、ゲームチェンジは綺麗な戦略からだけでは生まれないということです。 綺麗な戦略のイメージは下記です。 ●一般的な戦略の

ブランディング戦略をトレースするワークシートを作成しました! #ブランディングトレース

公開して大好評だった誰でもマーケティングトレースを実践できる1枚フォーマット(ワークシート)。 型があれば実践しやすい!アウトプット出しやすい!と嬉しいご感想をたくさん頂きました! フォーマットはこれからも増やしていきたいと考えており、今回第二弾を作成してみましたので公開します! ブランディング戦略をトレースする、名付けて #ブランディングトレース ※ブランディングトレースの最新ワークシートはこちらのnoteで公開しています! ブランド戦略をトレースするフォーマッ

「ブランドへの共感」をどう考えれば良いか?

マーケティングやブランディングについて調べていると「共感が大切」と説明されている記事をよくみかけますね。 例えば、 ・求められるのはブランドへの共感だ ・共感を生み出すことがブランド戦略の本質だ ・ブランドの共感度を上げることが大切だ 感覚的には、共感が大切であることはわかる。 わかるけど、みんなこう感じているのではないでしょうか? で、何をすれば良いの・・? ・・・・・ ですよね。 ブランドへの共感を生むために考えるべきことを整理していきたいと思います。

嵐のSNS解禁から考える、企業とユーザーの関係性の変化について

ブランディングテクノロジー経営戦略室の黒澤です。 3連休中に、嵐がSNSを解禁して、大きな話題となりましたね。 ジャニーズはSNSをやらないという常識を打ち破った素晴らしさがあり時代が変わる空気が日本全体に広がっていると感じています。 この時代を変えてくれた嵐のSNSコンテンツから、マーケティングやブランディングという視点で何を学び、実務につなげていくと良いのか?を考えていきます。 嵐のSNS解禁概要解禁したSNSは下記5アカウント ===== ①ツイッター(@a

ローカルビジネスに必要とされる「最低限の」マーケティングについて

ブランディングテクノロジー・経営戦略室の黒澤です。 先日に業務提携を結んでいるWACUL様と共同研究レポートの第一弾を発表しました。 ローカルビジネスのマーケティング領域に関わる方々が、最短で成功するためのヒントを得られる内容となっています。 ぜひ目を通して頂けたら幸いです。 この共同研究レポートの背景について、こちらのnoteにてお伝えできればと思います。 ローカルにはローカルならではの成功パターンがあるローカルビジネス =特定の地域=特定の商圏内人口の中でビジネ

ブランディングネイティブ世代のブランディング戦略

広がりつつあるブランディングという言葉の幅ブランディングというワードが、一般的になり急に幅広く使われるようになった昨今。最近では「デザイン」や「編集」に続き、「ブランディング」は一般的に広く使われる言葉になってきた感じがします。マーケティングの専門用語として限定的な意味の「ブランディング」と、多くの人が使う何にでも取ってつけられる「ブランディング」。同じ言葉を使っていても、両者具体的に指すものが異なっていることが多く、わかっていないと混乱が起きます。 私は、作る人が魅せて売

ローカルビジネスのマーケティングについて考えたこと-デジタルマーケティングの一般論ではわからないこと-

今日は、ローカルビジネスにおけるマーケティングという、いつもとは違うテーマで書いていきます。 自分は、今まで、大阪、名古屋周辺の中小企業やフランチャイズで地域に店舗をもたれているクライアントと仕事をしてきました。 その時に感じたのが、ローカルのマーケティングはデジタルマーケティングの一般論では通用しない!ということ。 もう一度、ローカル経済、ローカルビジネスにおけるマーケティングの可能性を考えていきたいと動いているところなので、最近考えていることをまとめてみました。