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黒澤友貴の日報

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マーケティングの仕事をしたり、NPOの仕事をしたり、北欧に視察へ行ったり…領域を越境しながら生きている中での学び・発見を書いたことのまとめマガジン
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#毎日note

ファンケルの「パーソナルワン」を #きょうのPR と #マーケティングトレース の両視点で分析してみる

#きょうのPR というハッシュタグは、PR思考を鍛えるトレーニングとして素晴らしいなと思っており、いつかやってみたいと考えていました。 詳細はサワディーさんのnote「#きょうのPR を通じて、僕が学んだコト」にて! マーケティングに関わるのであれば、PR領域は無視することはできません。 個人的には下記の3つの視点をもった人材になれると、より市場価値も上がると思っています。 ❶メッセージ設計 市場や社会を動かすストーリーをどうつくるのか? ❷コミュニケーション設計

雑誌からマーケティング思考力を鍛えよう

下手なビジネス書を読むより、雑誌を読んだ方がマーケティング思考力を鍛えられます。 雑誌は、定期的に販売されるためトレンドを徹底的に考え抜き、ターゲット読者の心を動かすためにコンテンツが作り込まれている。 この雑誌から学ばない手はありません。 今日はVERYを買って読みました。 雑誌から何を学び、どのようにマーケティングの仕事に活かせるのかについて考えていきます。 雑誌から何を学ぶのか?雑誌は何を学ぶことができるのでしょうか? ❶トレンドワードを理解できる ❷雑誌読

データによって機会を逃してはいけない

本日にこちらのツイートをみて、そうだよなと感じました。 デジタルマーケティングの世界は全てがデータとなって結果が見えます。 このデータで全てが見えるからこそ、こんなセールストークが成り立ちます。 ・紙のチラシはどれだけ成果に繋がったかわからないですよね。 ・ネット広告は全てデータで結果が見えるので効果的に投資ができます。 ・紙→デジタルに予算を動かしましょう。 自分自身もインターネット広告代理店の立場でずっと仕事をしてきたので、このようなセールストークをしたくなる

会議でフレームワークを活用する時は、『箇条書き』ワークを入れよう

今日は会議でファシリテーションをする中で気づいたことのメモを残しておきたいと思います。 テーマは「ファシリテーションの中でフレームワークをどのように活用するか?」について。 ●●戦略会議でファシリテーションする際に、フレームワークを活用して参加者のアウトプットを引き出そうとすることが多いです。 ファシリテーションをしたことのある方は、一度は試したことがあると思います。 例えば、SWOT。 自分たちの強み・弱み、市場の機会・驚異を整理しよう・・・といった定番のフレーム

尖ったコンセプトは「基本に忠実であること」から生まれる。「パン好きの牛乳」からの学び

みなさん、「パン好きの牛乳」という商品をご存知でしょうか? この変わったコンセプトの商品、開発したのは乳業メーカーではなくカネカという化学メーカー。 そして1日600本出るパン屋もあるくらいヒットしているようです。 こちらの記事に詳細が掲載されており、突がったコンセプトを生み出すプロセスが非常に参考になるので、簡易的にマーケティングトレースをしていきます。 成功要因ポイントを3つに分けて考えていきます。 どれも基本的なことですが、基本を積み重ねて「尖ったコンセプト」

箱根駅伝で話題になったNIKE ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% #マーケティングトレース

本日でお正月の休みも終わりの方が多いのではないでしょうか? 今日は年始の箱根駅伝で話題となったNIKE ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%をマーケティングトレースします。 このピンクカラーが象徴的で印象に残っている方が多いはず。 仮説 ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%は プロ→市民ランナーに利用者を広げるためのコミュニケーション設計 にこだわっている どういうことか? コンセプトとターゲット整理まずは ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%のコンセプトは

Netflixの屋外広告は かなりコスパが高い打ち手なのでは という仮説

先日にNetflixの新聞広告がどのような成果に繋がったのかを分析しました。 今日は交通広告に関して、Netflixの広告成果がどれくらいあったのかをシミュレーション(フェルミ推定的な考え方)してみたいと思います。 六本木のメトロハットまず六本木のメトロハットから調べてみます。 ここですね。 ↓ 下記のPDFに六本木メトロハットの広告料金がまとまっています。 メトロハットの広告価格 外周・7日間で5,000,000円 六本木ヒルズの来街者数は、平日10万人、休日1

身の丈にあった戦略ををつくり、身の程をわきまえて実行する。

自分たちが分かる事業を、やたら広げずに、 愚直に、真面目に 自分たちの頭できちんと考え抜き、 情熱をもって取り組んでいる企業 「日本の優秀企業研究―企業経営の原点 6つの条件」という本を年末に読んでいて、その中で紹介されていた言葉です。 昨日にグローバルニッチトップ企業100選にも選ばれている「シマノ」のマーケティングトレース記事をイケダさんが書かれていました。 優良企業の特徴とは何か?ニッチ市場を見つけて成功する企業の特徴として下記3つが上げられていました。 1.

Netflixの新聞広告は、どれだけマーケティング成果につながったのかを考えてみる

渋谷部や昨日の西武・そごう分析に続き、元旦の広告で圧倒的なインパクトを残した企業のマーケティングトレースをやっていきたいと思います。 話題を独占したNetflix! 西武・そごうの広告は、Twitterで「顧客の行動までつながっていないのではないか?」とコメントを頂きました。 その通りで、西武の「わたしは、私」という広告がどれだけコンセプトが優れていても業績に好影響が出なければ広告として成功とは言い切れません。 ※当然ブランド広告なので、間接効果はあると思いますが。

西武の新聞広告「わたしは、私」を掘り下げて考えてみる #マーケティングトレース

昨日は元旦ということもあり、新聞広告のクリエイティブに関してTwitterで盛り上がりました。 新聞広告は学びの宝庫であることは間違いないです。 とくに元旦の広告となれば、その企業のブランドメッセージや1年の事業戦略におけるメッセージが集約されるわけなので。 このnoteでは、特に盛り上がった西武の「わたしは、私」の広告をマーケティング視点で掘り下げて考えてみたいと思います。 広告も、「良かった」で終わらせてしまったらもったいないので。 西武・そごうの元旦広告は3年前

サウナブームと大塚製薬のマーケティング

今年のマイブームは「サウナ」 「#サ道」や「#サ活」といったハッシュタグが出てきて、SNSきっかけでサウナに通った方も多かったのではないでしょうか? Googleトレンドで確認しても、2019年のサウナの検索ボリュームは一気に上がっていますね。 自分もブームに乗っかり、本当に仕事で忙しくなった時は、週に2回ペースでサウナに通って身体と脳を整える習慣ができました。 さて、サウナがこれだけブームになったわけなので、どこかしらマーケティングで仕掛けているブランドがあるだろう

2020年は歌って踊れるマーケターの時代

今日は2020年予測を書いていきたいと思います。 結論としては、2020年は聴覚に訴えかけるコンテンツに対する需要が高まるのではないかと考えています。 聴覚に訴えかけるコンテンツの可能性について、今考えていることをまとめました。 AIrPods Proは音声コンテンツの時代がくる予兆昨日にAirPods Proが届きました。 今までBOSEのイヤホンを愛用していて、ちょうど出張中になくしてしまい、迷った末にAirPods Proを購入。 既にたくさんの人がレビューを

「タイミング×リズム×熱量」が揃うと戦略は機能する

機能する戦略とは何か? どれだけフレームワークを活用して戦略を綺麗に整理したところで、実行までつながらなければ意味がないですし、成果につながらなければさらに意味がありません。 実効性が高く、成果につながる戦略には何が必要なのでしょうか? ●機能する戦略の3つの条件 ①タイミング ②リズム ③熱量 この3つが大切なのではないかという仮説を、動画レシピサービスを展開するクラシルをマーケティングトレースしながら考えていました。 クラシルの参入当初は、「料理のレシピ情報」と

戦略に「バカな」と「なるほど」の視点を取り入れよう

優れたビジネスモデルとは何か? マーケティングトレースを繰り返していると、この問いと何度も向き合うことになります。 様々な企業をトレースしている中で見えてくる「成功している企業に共通しているポイントは何ですか?」という質問を頂くことも多いです。 正直ケースバイケースです。 ただ、抽象化して成功している企業に共通している点を出すとしたら・・・「業界の常識とは逆をいく戦略をとった」という点があると考えています。 お酒の宅配ビジネスを展開するカクヤスの例を出しながら考えて