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北キプロス大統領「あらゆる合意に前向きに取り組んできた」国連特使と会談

 令和6年(西暦2024年、皇暦2684年)3月10日、北キプロス・トルコ共和国大統領エルシン・タタール氏は国連のキプロス問題特使である元コロンビア共和国外務大臣マリア・アンヘラ・オルギン・クエヤル氏と会談し「(南キプロスと)交渉を再開するには、我が国の主権的平等と平等な国際的地位が必ず認められる必要がある」とした。
 その上で「トルコ民族はあらゆる合意に前向きに取り組んできた」とし、関係改善に意欲を示した。
 キプロスは西暦16世紀からオスマン帝国の一部で、ギリシャ民族とトルコ民族の双方が長らく居住していた。そのような中でイギリスの植民市灰を経てキプロス共和国として独立したが、ギリシャ軍事政権の後押しを受けた軍事クーデターを不服とするトルコ系住民により昭和58年(西暦1983年、皇暦2643年)に北キプロス・トルコ共和国が独立した。
 日本を含む多くの国は北キプロス・トルコ共和国を国家承認していないが、北キプロス・トルコ共和国は国家承認の条件を満たしている上に歴史的正統性もあるため、国家と見做すことが妥当である。
 EUはキプロス問題についてギリシャ側の立場に立っており、トルコや北キプロスと対立している。

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