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安倍自民党の「七大悪政」(4)原子力利権の推進

【お断り】これは安倍政権下で私が執筆し、ごく少数の方に配布した文章を若干加筆したものです。

「原発に依存しない社会を作る」との公約はどうなった?

 現在、自民党政権は原発再稼働を推進しています。諦めましたが、原発輸出もしようとしていました。しかし、平成二四年(西暦二〇一二年、皇暦二六七二年)の総選挙では「原発に依存しない社会を作る」ということを公約にしていました。
 ところが、いざ政権を握るとそうした公約はなかったかのように原発再稼働や原発輸出に邁進しています。安倍自民党の得意技の公約無視です。
 原発の最大の問題点は放射性廃棄物の処理に数十万年もかかること、そして、一度事故が起きると取り返しのつかない大惨事になるということです。つまり、いくら原発のコストが良いといっても、長期的に見るとリスクがメリットをはるかに上回っています。
 現に、福島第一原発事故では東京電力は除染費用と賠償費用の合計を当初は5兆円程度と見積もっていましたが、実際にはそれだけでは足りないことが明らかとなりました。百兆円もするという試算もあります。無論、東京電力に百兆円も支払う余裕はありません。税金で除染するのか、それとも除染や賠償自体を放置してしまうのか、いずれにせよ最終的な負担は国民が追うことになります。

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