見出し画像

JR連合が立憲民主党に地域公共交通活性化再生法改正案に関する要請

 令和5年(西暦2023年、皇暦2683年)3月7日、日本鉄道労働組合連合会(JR連合)が立憲民主党に「地域公共交通活性化再生法改正案に対する要請」を行いました。
 JR連合はJRグループ最大の労働組合で、かつて国鉄民営化に賛成した労働組合の内、保守派の組合員が主導になって結成されました。立憲民主党と国民民主党の支持母体として知られています。

 なお、ネトウヨの妄想では立憲民主党はJRの左派系組合であるJR総連に支配されているそうですが、立憲民主党の公式サイトの検索窓を見たら判るように、立憲民主党は明らかに左派のJR総連よりも保守派のJR連合と関係が深いです。

JR連合の検索結果。画面に収まらないほどの記事がヒットし、独自のタグも存在する。
JR総連の検索結果。独自のタグなどなく、一件のみのヒット。

 無論、JR総連も立憲民主党の一部の候補を推薦してくださっているので、政策の協議は行います。
 しかしながら、JR総連には日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(通称「革マル派」)とかつては関係がありましたし、今では革マル派との距離を巡る議論も理由の一つとして分裂状態にあります。そのため政治的な影響力は低下していると言えそうです。
 立憲民主党の党員としては、JR総連が公明党の候補者をも推薦をしていることはやはり見逃せない問題です。
 これはあくまでも一党員である私個人の意見ですが、いくら立憲民主党の一部議員を推薦してくださっているとはいえ、与党と二股をかけるような組合の政策を丸呑みする訳にはいかないでしょう。無論、JR総連の政策であっても良い提案であれば採用することは当然ですが、それは自民党の提案であっても良い提案であれば賛成するのと同じことです。
 さて、今回要望されたJR連合の政策はこれまた私個人の意見ですが(党としては他の組合の要望も聞いて最終的な意思表示をするでしょうから)、かなり素晴らしい政策であると考えます。
 私が諸手を上げて賛同したいのは次の諸点です。

・JRも上下分離方式の対象であることを明示すること
・公共事業の予算を地域公共交通に積極的に活用
・通学定期や障碍者割引等の公費負担

 鉄道の上下分離方式導入は私も積極的に提案してきたところです。

 なので私は今回のJR連合の要望を積極的に支持します。

ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます。 拙い記事ではありますが、宜しければサポートをよろしくお願いします。 いただいたサポートは「日本SRGM連盟」「日本アニマルライツ連盟」の運営や「生命尊重の社会実現」のための活動費とさせていただきます。