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優生思想からの脱却を意識した社会変革を

 大熊良樹先生が猟奇的殺人事件と優生思想の関係について触れている。

 事実、相模原殺人事件では犯人が優生思想が理由だと明言している。

 その犯人自身も精神障碍を負っていて、一部には「だから精神障碍者を隔離せよ!」みたいな、優生思想に優生思想で対抗する主張をしている者もいた。

 無論、その背景には、優生思想を弘め堕胎で稼ぎたい「医療利権複合体=プロチョイス」勢力の思惑がある。

 プロチョイス勢力の目的は「女性の権利」ではなく「生命軽視」そのものである。だからこそ「育てられないなら産むな!中絶しろ!」という半強制的堕胎を推奨する発言を平気でする。

 件の助産師は「自分は真にどうしたいのか?」と問いかけているが、我が子を真に殺したい親などいないであろう。どんな虐待親でも潜在意識では子供を愛している、と言うほどである。

(※虐待親を肯定している訳ではありません。ただ、児童虐待を一方的に責めるその口で中絶を推奨する神経を非難しています。)

 この助産師は一方では「真にどうしたいのか」と言いながら、その舌の根も乾かぬうちに「赤ちゃんの人生に責任を持って幸せを目指せるか?」と、問い詰める。愛のない言葉である。

 このような、心無い言葉をかける人が許容され、賛同・称賛されるような社会であるからこそ、多くの人が苦しむのである。

 妊婦さんが助産師から中絶を推奨されるような社会で、犯罪が起きるのは道理。(もっとも、中絶件数も犯罪件数もどちらも減っているから、彼ら「生命軽視派」は今の社会では少数派になりつつある。より、生命尊重の言葉が増えると、犯罪も減るであろう。)

 この事態を是正しようと立ち上がったのが、「このとりのゆりかご」で著名な慈恵病院であった。

 内密出産法制化のために私も動きたい。

 私は政治活動を行っているが、政治活動だけでは目の前のいのちは救えない。現実に困っている方を救いたいという方は、一般社団法人「いのちを守る親の会」に連絡を取ってほしい。

 社会変革はまず、いのちを救うことから始めないといけない。

ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます。 拙い記事ではありますが、宜しければサポートをよろしくお願いします。 いただいたサポートは「日本SRGM連盟」「日本アニマルライツ連盟」の運営や「生命尊重の社会実現」のための活動費とさせていただきます。