【自業自得】今回落選した有田芳生氏は統一教会問題で安倍晋三元首相を擁護していた
今回の参院選で自民党が圧勝したことは残念だったが、そもそも自民党は圧勝したにもかかわらず引き続き単独過半数割れであり、3年後に備えて野党が逆転できる素地は残っている。
また、立憲民主党からは私の応援した青木愛先生が当選する一方、同じ党の仲間である私をブロックしている有田芳生氏と要由紀子氏は見事に落選した。
今回の参院選では連合の組織内候補以外で比例区で当選したのは、辻元清美氏と青木愛先生だけ。
辻元清美氏は旧立憲民主党の、青木愛先生は旧国民民主党の出身であるから、バランスが取れた結果であると言える。旧立憲と旧国民の双方から非連合系の議員が1人ずつ当選した、と言うことだ。
有田芳生氏と要由紀子氏の2人は旧立憲系であるが、そもそも同じ党の仲間をブロックしている時点で、野党分断を煽る側であることは明白だ。有田芳生氏は過去によく判らない理由で共産党を攻撃して野党共闘の邪魔をしたし、要由紀子氏に至っては風俗擁護派(=人権侵害肯定派)である。
また、個人的には有田芳生氏も要由紀子氏もTRAに近いのではないか、と言う印象を抱いている。少なくとも、有田芳生氏が一体化しているCRACはTRAである。
いずれにせよ、候補者の議席は党員の活動の成果として獲得できるものである。党員を「排除」する候補者が落選するのは至極当然のことであると言えよう。
さて、有田芳生氏についてはその統一教会問題の追及を評価する者がいるようである。しかし、実は彼は統一教会問題で安倍晋三元首相を擁護していたのだ。
平成18年(西暦2006年、皇暦2666年)に安倍晋三事務所が統一教会系の政治団体であるUPFに祝電を送った時、有田芳生氏はこういう記事を書いた。
要するに、有田芳生氏は安倍首相と統一教会の関係は「結婚式や葬式への電報とほとんど同じ水準」であると主張していた。
理由は安倍首相が「北朝鮮に強硬な立場を取」っていることと「有力な総裁候補である」ことだと言うが、どちらも間違いだ。
そもそも安倍首相と統一教会はこの時点よりも以前から親しくて公安の監視対象だったと聞いている。そして安倍氏が総理になると公安警察が統一教会への監視のグレードを下げたという未確認情報もあるが、私たち右寄りの活動家は公安と情報交換を度々しているので、そうした“未確認情報”も半ば確認済みである。
また安倍政権は別に平壌政府(自称「朝鮮民主主義人民共和国」)に強硬な訳では無かった。
さらに、安倍氏はむしろ「総裁候補」だったからこそ「祝電」程度にとどめていたというのが真相に近い。
と言うのも、安倍氏が総理を退陣した後の令和3年(西暦2021年、皇暦2681年)にはUPFに祝電どころかビデオメッセージを送っているからだ。
つまり、安倍首相の本心は一貫して統一教会・家庭連合側であり、総理・総裁の時はそれを表に出すのを控えていただけなのである。
なお、私は合同結婚式を行うような宗教は信仰しないし、家庭連合の会長が記者会見で献金について堂々と「献金の種類は色々あります」と言った件は感覚が他の宗教と違うと思ったが(もっとも私が経験した範囲だと日蓮正宗や神慈秀明会には同様の要素がある)、そのような宗教を信仰するのは信教の自由の範囲内である。
まぁ、「色々な献金」をするような宗教を信仰することは断じてお薦めできないが、これについては伝統仏教の僧侶の中にも霊能力で金をとると言う、お釈迦様の戒律に明らかに反することをやっているのがいるから、個々の宗教家と信者のリテラシーを高めてもらうしかない。
私が批判するのは、家庭連合の政治への関与についてである。
家庭連合も子宮頸がん抗原投与に反対するなど良い政治活動もしているが、日韓トンネルや日韓慰安婦合意を推進したことは批判せざるを得ないし、また、野党の党員として家庭連合が野党に共産主義のレッテルを貼ってきたことには反論せざるを得ない。
そもそも、家庭連合の教義では共産主義者は悪魔であるから、家庭連合は野党を悪魔扱いしていると言うことである。
そして、安倍首相は対立する政治勢力に「悪魔」のレッテルを貼る宗教団体にビデオメッセージを送ったのである。
有田芳生氏は統一教会問題を追及していると称してはいるが、政治家でありながら安倍首相と家庭連合の政治的癒着をむしろ擁護してきたことは大きな問題である。
私は何もTwitterでブロックされた私怨で語っているのでは、無い。
安倍首相と家庭連合の関係の矮小化に貢献した野党議員など、落選して当然なのである。自業自得だ。
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