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ディズレーリは「女子学校」出身(Wikipedia日本語版)では無いです

 Wikipediaよ、ビビらせないでくれ。

ディズレーリはイズリントンにあった女子学校に通い、その後、非国教徒が校長を務めるブラックヒース(英語版)の学校に通い、13歳まで在学した。
(Wikipedia日本語版「ベンジャミン・ディズレーリ」)

 なんで男性が女子校に通うのか、疑問に思ったけど、英語版を見るとこうだ。

From the age of about six he was a day boy at a dame school in Islington that one of his biographers later described as "for those days a very high-class establishment".
(Wikipedia英語版「Benjamin Disraeli」)

 ここで言う「dame school」を「女子学校」と訳したアホがいたみたいだけど、dame schoolが何かは少し検索すると出てくる。

一般婦人が教師となって幼児を教育した小規模の私的学校で,イギリスや植民地時代のアメリカの育児学校 nursery schoolないし幼児学校の先駆をなすもの。すべて 16世紀以前に,町や農村部に存在し,19世紀まで存続した。多くは教師の家が学校になり,アルファベットや新約聖書の一部を教え,あわせて家庭内の日常雑事の訓練も施した。
(コトバンク「デーム・スクール」

 TRAの暴走とかを見ていたから「イギリスって、昔からヤバい国だったんか!?」と思っていたけど、違って良かった。

 Wikipediaは一々史料批判をしないといけないから面倒ですね。誰でも編集できるのに、誤訳の訂正すらも誰もしないと言う。

 ちなみに、いきなり話は変わるけれども、日本って世界経済フォーラムによる「ジェンダーギャップ指数」では米英より下だけれども、実は国連が発表している「ジェンダー平等指数」では米英よりも上位って、知っていましたか?

 ちなみに、世界経済フォーラムの唯一の日本人理事が竹中平蔵氏ね。

 「男女平等だ!」と言って、TRAの盛んなイギリスやアメリカをモデルにしていると、「新自由主義者が男も女も『平等に』搾取をする国」になるんだけど、まぁ、それは別の話に。

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