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令和6年第2回定例会終了

6月21日、杉並区議会第2回定例会が終了しました。
簡単に振り返りをしてみたいと思います。

◎一般質問登壇は31名。杉一小移転反対ビジネスは概ね終了か。

一般質問では、31名の議員が登壇。
私も初日に登壇しました。(※別記事でまとめます)それぞれの議員の課題意識が示されたり、行政の闇が暴かれたりすることもあり、参考になることも多々あります。
(各議員の質問項目は以下から)

今回は、杉並区給食食材産地偽装問題が証拠付きで暴露されました。
また、杉並第一小学校移転に反対していた議員たちは、これまで散々議会のたびに陰謀論を熱心に語っていたにもかかわらず、いざ区長が移転を決定した途端に、この話題に触れる議員は1人だけになりました。
反対運動ビジネスは、どうやらほぼ終了したようです。
(計画詳細は以下↓)

◎ルールを守れない傍聴席。大騒ぎから抗議文までがテンプレート化した日本共産党。

もっとも、特定議員の出番では毎回必ず日本共産党の議席・傍聴席からヤジが飛びます。
もちろん今回も。
その後の抗議文提出までが、もはや様式美のようになっています。
もちろん今回も。
ちなみに、傍聴席からの発言や拍手は禁止されています。
いつもルールを破る傍聴者の皆様、そろそろやめていただけますか。
また、ヤジを浴びせられる議員に対して、ブランシャー明日香議員は、壇上から偉そうに「議会とは」みたいな講釈を垂れていました。
しかし、ブランシャー議員も議会では無責任な行動を繰り返しており、かつ、区民にその意図を一切説明をしていません。
「どの口が言ってるの?」と笑ってしまいました。(後述します)

◎パフォーマンス?区長を支える勢力の議案の賛否。

委員会では、各委員会で議案審査や陳情審査が行われました。
議案審査で面白かったのは、保健福祉委員会において保育園民営化の議案に対し「岸本聡子杉並区長を支える勢力」の皆さんが反対をしたことです。
元々区長自身、ご自分の思想的には民営化に後ろ向きな姿勢であると理解します。
しかし区長は計画行政という縛りの中で、今回は民営化という政治判断をされたようです。
区長を支える区議会勢力の皆さんは、民営化に反対の姿勢です。
彼らの支援者もそれを望んでいます。
「どうせ自分たちが反対しても議案は通る」とでも思っているのでしょう。
(以前は、自分たちのイデオロギーに従って施設再編関係の議案は反対したにもかかわらず、それに紐づいた予算には賛成したことがありました。)
よくわからない人たちです。

◎前代未聞の陳情審査。役人や議員が陳情者を公然と侮辱。

都市環境委員会では、「公有地でのAV撮影の禁止を求める陳情」が審査されました。※詳細は別記事で
昨今話題となった、区内区立小学校隣接公園で近親相姦・小児性愛を主題としたAV撮影が区に無断で行われた件をきっかけに、陳情が出されました。
陳情審査の際、担当部長は「(陳情者が)区民の不安を煽っている」「(陳情者が)子供の安全を阻害している」「(陳情者が)特定の個人を誹謗中傷している」と発言。
また、立憲民主党安田マリ議員は「(補足資料には)陳情の趣旨と関係ないことが載っている。個人の誹謗中傷になるような資料が配布されることは大変遺憾であり不適切」と発言。
勇気を持って陳情にきた区民に対して、こうした言葉を浴びせるのは前代未聞です。
こうしたことが許されるのであれば、今後区民が陳情することを躊躇うことにもなりかねません。
陳情者は、2名からの謝罪を求める抗議文を都市環境委員会委員長宛に提出。

すぐさま委員長から2名に確認をしたところ、謝罪の意思はないとのこと。
今後、同様の抗議文が井口かづ子議長にも提出されるようです。
議会の長として議会の品位を守る為、適切な対応を望みます。

◎最終日も繰り返される、陳情者への攻撃。委員会中心主義を破壊するブランシャー明日香議員。

最終日は、AV陳情への意見開陳が多くの会派からなされました。
委員会では一切理由を述べなかった会派の皆さんも、SNS上で騒がれたからか、一様に意見開陳をされていました。
しかし、その中でお一人、ブランシャー明日香議員だけは議会のお作法的に大変無責任な行動をとっています。
すなわち、都市環境委員会の委員でありながら、委員会中では意見開陳をしていないにもかかわらず、最終日に意見開陳をしたのです。
杉並区議会では、委員会中心主義をとっており、議案審査は基本委員会で意見開陳含めて終わらせ、本会議では委員会に委員を出していない会派や一人会派が意見開陳をする、というお作法があります。
こうした慣例をあっさり無視したにもかかわらず、その理由を一切言わない。その上、陳情者の補足資料への文句をうだうだ述べる。
本当に無責任な人です。
ちなみにこの方が、「議会とは」という講釈を議場で垂れたわけですが、まずは自分の議会人としての不作法を改めることに専念してください。
なお、この日の意見開陳では多くの会派から陳情者への攻撃とも取れる発言が繰り返されました。
反論の機会もない区民に対して、議事録に残る場で公然と攻撃とも取れる発言をすることに、私は違和感がありますし、やめるべきだと思います。
本当に残念でした。

◎議長不在の最終日が終わる

最終日も、当該陳情の意見開陳において、また特定議員の発言の際、日本共産党と傍聴席から騒音が鳴り響きました。
一番遠くにいる私の席でも頭が痛くなるくらいです。
どうやらまた抗議文まで出るそうなので、もういっそのこと日付だけ空欄にして、何十枚か渡しておいたらどうでしょうか(笑)
とにもかくにも、こうして、混乱の最終日がなんとか終わりました。
前期までは、比較的スムーズな第2回定例会でしたが、新生議会となってからはとにかく色々と奇怪なことが多く、とても長く感じます。
これが今、日本中から杉並区議会が「杉並動物園」と揶揄される理由です。
なお、最終日井口かづ子議長はお休みでした。
本会議や公務の欠席が目立つ議長。
欠席の理由はわかりませんが、杉並動物園の飼育員である議会の長として、しっかりと猛獣達コントロールという職責を果たしていただくことを望みます。





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