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「数年経てばきっと1人も覚えてないよ」


僕は
ヨルシカさんが好きです。

ヨルシカさん といえば『ただ君に晴れ』

この曲を契機に
たちまち世に広まったイメージがあります。

この曲をはじめ ヨルシカさんは
の季節を彷彿とさせる歌詞や
悠々閑々とした曲調が特徴な気がします。

さて、タイトルに書きました

「数年経てばきっと1人も覚えてないよ」

という歌詞は、同じくヨルシカさんの
『ブレーメン』
という曲から引用させていただきました。

この曲は
『ブレーメンの音楽隊』
というグリム童話が元ネタです。

この物語に登場するのは、
ロバ・イヌ・ネコ・ニワトリ
という4匹のバラバラの動物たちです。

それぞれ元は人間に飼われていたのですが、
歳をとって人の役に立たなくなってしまい、
さらには殺されそうになったことをきっかけに飼い主の元から逃げだし、
4匹集まってブレーメンという音楽隊を結成するというようなお話です。


まるで
会社に ボロ雑巾のように擦り潰され
過労死や精神病などに追い詰められる現代人を暗示するかのようですね。

そんな物語を元に
ヨルシカさんはこの曲の中で

「精々楽していこうぜ
 死ぬほど辛いなら逃げ出そうぜ」
「明日は何をしようか
 暇なら笑い合おうぜ」

と、どんな人生も全肯定してくれるかのような歌詞を唄っています。

そして、極めつけは

「数年経てばきっと1人も覚えてないよ」

です。

ヨルシカさんがこの曲を通して
最も伝えたいメッセージは
恥をかいたっていいじゃないか
ということなんじゃないかと僕は思います。

嫌なら逃げたっていい
人前で大声で笑ったっていい
周りの目なんか気にしなくていい

だって、どうせみんな忘れるんだから。
愉快に今日を生きて、明日の楽しいことを考えようじゃないか。

そんな優しくも心強い励ましの言葉を
スキップしたくなるようなメロディと共に
伝えてくれるのが『ブレーメン』という曲です。

是非、一度聴いてみてほしいと思います♪

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