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より良い社会のためにできること

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今一般人の私たちが、よりよい未来のためにできることをまとめています。 このマガジンは共同運営マガジンです。 運営メンバーになりたい方は、マガジン紹介記事にコメントをお願いしま…
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2024年4月の記事一覧

世界に自分を「さらす」挑戦vol.2 〜旅行本のフリをした人生哲学書〜

はじめにこんにちは!りょーすけです。 今日の本棚では、Kindle作家のこうニャンさんが書かれた『生き方がラクになる 一人海外旅行の楽しみ方』をレビューしていきたいと思います。 (※本書はKindle電子書籍/Kindle Unlimitedで購読可能です) <ぼくのブックレビューの骨子はコチラの記事をご覧ください👇> 実はこうニャンさんの同テーマの著書をピックアップするのは今回で2回目となります。 ぜひ前回の記事を読んでいないという方は、そちらからご覧頂ければと思うの

善人百年…「善良な人物が国を治めて百年にもなれば、残忍な人をおさえ死刑のような極刑をなくすことができる」

子(し)曰(のたま)わく、善人(ぜんにん)、邦(くに)を爲(おさ)むること百年、亦(また)以(もっ)て殘(ざん)に勝(か)ちて殺を去るべしと。誠(まこと)なるかな、是(こ)の言(げん)や。 (子路第十三、仮名論語一八七頁) 先師が言われた。「古の諺に『善良な人物が国を治めて百年にもなれば、残忍な人をおさえ死刑のような極刑をなくすことができる』とあるが、この言葉は本当だ」 死の商人はいざ知らず、地球上の誰もが戦争のない未来を願っているにもかかわらず、二十一世紀になっても未だ戦

変えられないことを、変えようとしてみたっていいじゃないか

はじめにこんにちは!りょーすけです。 今日の本棚では、Kindle作家の秋月サエコさんが書かれた『幼児教育の専門家に「将来偏差値30にしかなりません」と言われた子』をレビューしていきたいと思います。 (※本書はKindle電子書籍/Kindle Unlimitedで購読可能です) <ぼくのブックレビューの骨子はコチラの記事をご覧ください👇> あなたもきっと、こんな言葉を聞いたことがありませんか? これらは長い歴史の中で人々が培ってきた智慧と経験から、生きることの「真理」

飽食無心...「腹いっぱい食べて一日中ぼんやりしているようでは困ったことだ」

子曰(のたま)わく、飽くまでも食(くら)いて日を終え、心を用うる所無きは、難いかな。博奕(はくえき)なる者有らずや。之(これ)を爲(な)すは、猶(なお)已(や)むに賢(まさ)れり。 (陽貨第十七、仮名論語二七六頁) 先師が言われた。「腹いっぱい食べて一日中ぼんやりしているようでは困ったことだ。双六や囲碁などの賭け事があるではないか。まあそれでもする方が、何もしないよりマシだ」 少し前の時代は、学生時代も社会人になってからも、娯楽の中心は麻雀であった。 下宿や寮でもできたし、

老戒在得...「老年には血気が衰えてくるので、戒めるべきは欲得である」

其(そ)の老ゆるに及んでは血氣既に衰う、之を戒むること得るに在り。 (季氏第十六、仮名論語二五三・二五四頁) 「老年には血気が衰えてくるので、戒めるべきは欲得である」 孔子は「道に志して努力する人に、三つの戒めがある」(季氏篇)と言われる。 血気が不安定な青年時代は男女の付き合い、 血気が盛んな壮年時代は争いや闘い、 そして血気が衰える老年時代は欲得をつつしまなければならない、と。 確かに、年を取るにつれて貪欲になるきらいがある。 仏教で謂うところの、人間がもつ五つの

楽水楽山...知者は変化を楽しみ、仁者は永遠の中に安住する

子曰わく、知者(ちしゃ)は水を樂しみ、仁者(じんしゃ)は山を樂しむ。知者は動き、仁者は靜かなり。知者hは樂しみ、仁者は壽(いのちなが)し。 (雍也第六、仮名論語七六頁) 先師が言われた。 「知者は水を好み、仁者は山を好む。 知者は活動的であり、仁者は静寂である。 知者は変化を楽しみ、仁者は永遠の中に安住する」 登山や山歩きを好きな人にとって答えられない章句が『論語』にある。 雍也篇の「知者は水を樂しみ、仁者は山を樂しむ。知者は動き、仁者は靜かなり。知者は樂しみ、仁者は壽(

【繊細ながんばり屋さんに贈る言ノ葉便】vol.12 〜Power to Forgive〜

人を許せることは生きる強さであり こころのゆとりがあってこそ 許せない時は、相手が見ている世界を想像してみよう どうしても許せなくても、せめて受け入れてみよう 人を憎しみ続けることは いつの間にかあなたの心を蝕んでいく 過去にあなたを傷付けた人に あなたの未来まで汚されるな 相手のためじゃなくていい あなた自身のために許すんだ Power to Forgive. 最強の許し方は「ほっておく」こと いちいち気にしない 反応しない 関わらない —----

『繊細ながんばり屋さんに贈る禅便り』 〜其の十三〜

周囲の人やコミュニティによって、どうしてもキャラを演じ分けてしまう自分が嫌になったりしませんか? 繊細な人であればあるほど、周囲の環境に応じて偽りの仮面をつけること、呼吸することと同じくらい自然に、無意識に行っていることかと思います。 確かに、どのような場でも美しく自然体で水面をただよう浮草のように、どこで誰といても飄々と肩肘を張らずに過ごせたら理想ではありますよね。 でも決して、自分を演じること自体は悪いことではありませんし、そうすることでうまくいく場面も社会生活にお

『繊細ながんばり屋さんに贈る言ノ葉便』 vol.15

あなたの常識は、本当に今でも常識たりえるか? 常識はみんなの足並みを揃えてくれる便利な基準 でもそれは扱い方を間違えると 人を縛り傷つける凶器にもなる ほんの数年前に「それは新しい」と言われたものが 「え、まだそんなことやってるの?」と言われる時代 常識は時代や社会に応じてアップデートされるもの 過去への執着を手放し 今あなたが生きている世界を直視しよう Common Sense. 真の常識人はずっとずっと学び続けてる 時代に合わせて自分を最適化し続けよ

教民即戎...「君子とまではいかない善人でも、民に七年間教えたら、民を戦争に行かせることができる」

子曰わく、善人、民を敎(おし)うること七年、亦(また)以(もっ)て戎(じゅう)に即(つ)かしむべし。 (子路第十三、仮名論語一九九頁) 先師は言われた。 「君子とまではいかない善人でも、民に七年間教えたら、 民を戦争に行かせることができる」 「己の欲せざる所、人に施(ほどこ)すこと勿(なか)れ」(顔淵篇、衛霊公篇)と言われた孔子であっても、民を教え、祖国のため、同胞のため、家族のために死ぬことをいとわない覚悟を持たせて戦争に赴かせる。 物理学者アルバート・アインシュタイン

『繊細ながんばり屋さんに贈る禅便り』 〜其の十四〜

何か新しいことを始める前から、それを続けていった先にどうなるかを考えて二の足を踏んでしまうことがありませんか? 禅の行為は何をするにつけても「報いを求めない」ことが前提です。 もう少しイメージがしやすいように掃除を例に説明します。 ① 汚れているから掃除をする ↓ その場所がキレイになるという結果のために行為がある ② ただ一心に毎日同じ場所を掃除をする ↓ 結果的にキレイな状態が保たれている あなたはこの後者のような心持ちで取り組めていることが何かありますか?

『繊細ながんばり屋さんに贈る禅便り』 〜其の十五〜

自分の感覚やペースと合わないということを、優劣や好き嫌いに繋げてしまうことはありませんか? 望む望まざるは別にして、社会生活を送る上では、必ず人と協力して何かをする場面がありますよね。 しかしこの世に「同じ人」など存在し得ませんから、相性の良し悪しが生じるのは必然です。  その時に、ぼくたちが暮らす日本社会では往々にして同調圧力が働きます。 ですが、体感として合わない人と理屈で同じになろうとすることは、かえって摩擦を生んでしまう気がしませんか? そこでぼくは、どうに

夫子木鐸…「天下に道の行われないのが久しいので、天が先生を木鐸として、道を知らせようとされているのです」

-天下の道無きや久し。天將に夫子を以て木鐸と爲さんとす。 (八佾第三、仮名論語三五頁) 今年の元日、まどろんだ午後四時八分、能登半島地震が発生。 テレビを観ると、崩壊した家屋とゆがんだ道路の映像。 「逃げてください!津波が来ます!すぐに逃げてください」のアナウンサーの声。 しだいに増える死者と行方不明者。 二十九年前に体験した阪神淡路大震災の記憶が蘇り、胸が締めつけられた。 先の見えない不安を増幅させるが、被災された皆様には何とか頑張って、この苦難をしのいでいただきたい。

『繊細ながんばり屋さんに贈る言ノ葉便』 vol.14

知っている人もたくさんいるであろう言葉だからこそ あえて今ココで向き合ってみて欲しい 変えられないものに囚われ不平不満を言うのではなく 変えられるものに向けて行動を起こすんだ 頭ではきっとわかってるけど 本当の本当の本当に それをしっかり区別してエネルギーの焦点を絞れてる? 人生は有限である あなたの貴重な時間と情熱の投資先を見誤らないように Change Now. 人は何歳になっても変われる 一生青春の人生を送れるかどうかはあなた次第 —------