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ソウル④[2023.8.30]

昌徳宮を見たあとは北村をぶらぶら。何があるのかよくわからないけれど、適当に広い道を歩いていると、何やら看板が見えてきた。

国立民俗博物館。気になるので入ってみよう。入口付近では80年代頃の街並みが再現されている。

小学校。椅子に座って手を挙げるポーズを取る家族連れが微笑ましい。

博物館自体はもう少し奥にある。今回の旅行で訪れた他の博物館は歴史がテーマなのに対し、この民俗博物館は韓国人の生活や一生がテーマ。他とは違う切り口で面白い。アジアなのでだいたい農業とか漁業のサイクルは同じだけれど。

家父長制が強い影響でどうのこうの、という説明が多い気がした。ただ、最近はそういった風潮は薄れてきていて、一人ひとりの自由が尊重されている、といった趣旨のことも忘れずに書かれてある。

売店でオレンジジュースを飲んで、外に出た。このあたりに有名な韓屋村のストリートがあるはず。適当にぶらついていたら出てこないかしら。

場所だけ確認して歩いていると、大粒の雨が振ってきた。今回の旅行はずっとこんな感じだ。雨宿りが必要なくらいの大雨になってきたので、店の軒下でしばし様子見。再び歩き出すも、なかなか見つからない。でも、ここで文明の利器に頼るとと負けだという妙な観念が捨てられず、スマホを使うことなく探し続けた。それっぽい路地に入ってみるのだが、だいたい行き止まり。そんなことを繰り返して30分ぐらい経っただろうか、見たかった景色が面前に現れた!

韓屋とは韓国の伝統家屋のことらしい。人が住んでいるので、大きな声を出してはいけない。実際のところは人の多さのせいで、家の中にいるとそれなりにうるさいのではないだろうか。

坂道を往復して何枚か写真を撮る。みんな韓屋の前で写真を取りたいから、行列になっている。しかも全然次の人に譲らない(笑)。日本人なら申し訳なくて譲ってしまうだろう。

坂を下って安国駅に戻ると、そろそろお腹が空いてきた。晩御飯は気になっていた広蔵市場で。

鐘路3街で乗り換え、5街で降りる。細い通りを少し歩くと、商店街のようなアーケードが見えてきた。
すごい活気!

どの出店も山のように具材を積んでいる。友達とかカップルで食べている人が多そうだ。食べられるものはどの店もだいたい同じような感じ。僕も適当に座って食べることにした。

麺とトッポギと、奥にあるのはスンデという料理。スンデは野菜や米を豚の腸に詰めて蒸したもの。見た目はあまり食欲をそそられない…それよりも、また頼みすぎた。一人で食べれる量じゃないのよ…

食べていると衛生環境が急に心配になったが、特にその後お腹の調子が悪くなることはなかった。

食べ終わってから駅周辺を散策したが、鐘路5街は観光地としては少し薄汚い印象。広蔵市場でローカルフードを食べられたのは良かったけれど…!

できるだけ早くここを離れようと思い、気になっていた江南まで行ってみることにした。鐘路3街に戻って3号線に乗り換え、教大まで。そこで2号線に乗り換えて、三成で降りる。

辺りは高層ビルが並ぶビジネス街のようだ。

すごい本屋。天井まで本が並べてある。どうやって取るんだろう。エスカレーターの右奥ではトークショーをやっていて、大勢の人が詰めかけていた。少し自分の専攻分野の本とかを見てみたが、ハングルばっかりでタイトルすら分からなかった(笑)

色々回りすぎるとホテルに戻るのが遅くなるので、適当にショッピングモール内を見て回った。

うーん、今日も朝から晩まで色々見て回った。ホテルに戻ってインスタを更新したら、なんと韓国に留学中の友達から連絡が!

というわけで明日は友だちに会って帰国、ということに。

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