なぜ旅行は楽しいのか？

旅行って超楽しいですよね^^

僕自身、国内旅行も海外旅行も大好きです。行く前の下調べから、旅行の最中はもちろん、帰ってきたあともお土産やら写真やらで楽しめてしまいます。

旅行は人生を豊かにしてくれると心から思います。

なぜ旅行ってこんなに楽しいのでしょうか？けっこう真剣に考えたことがあります。そして2つの理由にたどり着きました。

1つ目は、非日常体験ができるから。
2つ目は、終わりが決まっているから。

僕は数年前からマーケティングの研究をし続けています。それを元に仮説を立てて実践し、その結果を検証し、また新たな仮説を立てて次の実践に活かします。

人の心はどんなことに反応し、どのように動くのか？そして人はどう行動するのか？そんなことに関心が強く、知れば知るほど面白い世界だと感じています^^

マーケティング的には今の時代は「体験の時代」と言えます。高度経済成長を経て、モノはすでに飽和状態になっており、人は体験を求める時代になりました。

2007年に北海道でタコ箱漁オーナー制度というものが創設されました。一般人からオーナーを募り、タコ箱にタコが入っていれば、そのタコがオーナーの元に送られてくるという企画です。

１箱5000円で100口募集したところ、なんと22,460件の応募が全国から殺到しました。

「私が生活するのにどうしてもこのタコが必要なんだよ〜」なんて人はほぼいないはず。しかも5000円が安いわけでもないし、タコ箱にタコが入っていない可能性もあります。

要は、楽しいからお金を出すんですね。楽しい体験ができるなら価格は二の次。これが「体験の時代」の到来を如実に示しています。

もう10年以上前から体験の時代と言われ続けてきましたが、今になっていよいよ顕著になってきたと感じています。

その体験時代の王道とも呼べるのが、そうです、旅行です。スポーツをするとか、映画を見に行くとか、そういった既知の体験ではなく、旅行というのは初めての土地や人、文化、食べ物などに触れるという非日常を体験できることが確定しているので、人は旅行を求めます。

少子高齢化、人口減少など、日本はさまざまな問題を抱えていますが、旅行の需要はそれに比例していかないと思います。体験の時代だから。しかもコロナの反動が必ずきますね。人々の旅行欲がいずれ爆発するでしょう。

旅行には、非日常体験が詰まりまくっています。これが旅行が楽しい理由の1つだと思います。

そしてさらに終わりが決まっているというのが大事。旅行って、○月○日に出発して、○月○日に帰ってくるというのが最初から決まってますよね。この制限こそが旅行を楽しくさせる大きな要素ですよね。

終わりが決まっているから、人は旅行の期間を充実させようとします。充実させたいから、たくさん下調べをします。「次の旅行はもっとゆっくり楽しもう」なんて思いながら、気づくとまた日程詰め詰めの旅行になっていたりしませんか？

限りある時間の中で、「非日常体験をできる限り増やしたい＝充実させたい」という心理が働くので、僕は詰め詰めになるのはけっこう自然なことだと思ったりします。

体験を求める時代に生きる人々に、旅行という非日常体験はぴったり合致するんですね。だから旅行は楽しい。というのが今の僕の結論です。

僕がインスタグラムで美瑛のローカル情報を発信しているのは、旅行を充実させ、最高の思い出にしてほしいからです。

なぜ最高の思い出にしてほしいの？と言われると、まだまだ長くなってしまいますので、またの機会にしますが、ひとことで言うと、「人生とは思い出である。」と思っているからです。

では、また。