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木々の葉が成長し 深い緑が生い茂る頃 あなたはその青葉をどう活かす?


青葉とは何を指すか?
あなたは知ってますか?

青葉とは
若葉のころを過ぎて、青々と茂った木の葉を
指してます。

つまりは、バレーで言うと
ある程度のレベルの選手のことを
今回は指してます。

その選手を活かすも殺すも
あなた次第。

そして、
それが出来るポジションは
どこかというと


セッターですね

今回の内容は
セッターについてです。

バレーで重要なポジション。
チームが勝てるか負けるかは

セッター次第とも言えるポジション。

コート上の司令塔

セッターが変わるとチームが
変わる

あなたが変わると
チームが変わる

勝つか負けるかは
セッター次第


そんな重要なポジションについてです。


セッターの試合中の役割

試合の流れ、味方スパイカーの状態、
相手ブロッカーの状態を見ながら、
味方がレシーブしたボールをその瞬間で
最も決定率の高いと考えられるスパイカーへ
トスを上げる必要があります。


 

セッターのトスは1つ1つの正確性も重要ですが、試合の全体を通して作戦を考え、
勝つまでのビジョンを明確に
思い浮かべる必要があります。

セッターは試合中の味方スパイカーの状態も
理解しなくてはなりません。


「ジャンプ力が落ちてきたなぁ」


「助走のスピードが落ちてきたなぁ」

 

など肉体的な情報も見ておく必要がありますが、
それ以上に重要なことはスパイカーの

「精神的な状態」です。


精神的な状態とはどんなことなのでしょうか?

「さっきスパイクを失敗したから次は
失敗できない!」


「これを失敗したら相手のマッチポイントで失敗できない!」


「相手は苦手なブロッカーだ・・・どうしよう!」


など外的要因で試合中に
スパイカーは不安になり、
弱気になったりそれが原因でスパイクミスを
連発してしまうのです。

例えば、23-24で負けている場面で
トスが上がってきたとします。

もしスパイクを失敗すればチームは負けます。
このような状況で平常心でスパイクが
打てるとは限りません。


「失敗したらチームが負けてしまう」


「スパイクミスだけはしないように無難に攻撃しよう」



などスパイカーはこんな思考に陥る傾向に
あります。

これを振り払ってスパイクを決めるのが
エースではありますが、
セッターはこのような心理状態から
スパイカーを脱出されてあげることも
仕事の1つです。

じゃあ、何をすればいいの?

どうやってその状態を
見つければいいの?


普段からのチームメイトとの

「コミュニケーション」が


重要です。


試合中にスパイカーと会話しながら、
今このスパイカーはどのような
心理状態でプレーしているのか
判断しなくてはなりません。


イケイケで自信満々なのか?


スパイクがなかなか決まらず
弱気になってきているのか?


これらは
普段のコミュニケーションをやっていることで
試合中に気づくことが出来ます。

そして、スパイカーの
不安な心理状態を脱却することが
出来るのも

コミュニケーションなのです。

次は決まるよ!

たまたま、止められたんだよ!

トスが打ちづらかったね!

コミュニケーションを取ることによって
不安を無くしてあげるといいでしょう!

セッターは敵味方の状態を理解し試合を組み立てて勝利に導くのです!

と、まぁ
これらは皆さん普段から
やれていることだと思います。

この記事を見て
本心で気になるのはトスに
ついてですよね?

スパイカーを活かすトス
これをぜひ学んでみてください!


セッターが磨きたい能力①トスの正確性


セッターが磨きたい能力の1つ目は
トスの正確性」です。

 

セッターのトスは正確無比である必要があります。

セッターは「トス能力」「レシーブ能力」が
必要とされるポジションです。
(レシーブはネコのバレー参照)


最近はセッターも大型化が進んでおり、
身長の高いセッターにはブロック能力も
求められるようになりました。


 

しかし、時代が進んでも最も必要な能力は
トス能力」です。

少しブロックがよくてもトスが
正確に上がらないセッターは
スパイカーに得点をさせることができません。

セッターは正確なトスで味方に
楽にスパイクを打たせて、
敵ブロッカーと勝負しなくてはなりません。


 

その勝負に勝利するにはスパイカーが
スパイクを打つ時に一番いい体勢で100%の
パフォーマンスを発揮する必要があります。

正確なトスは味方スパイカーを楽にさせて、
敵ブロッカーにはブロックしにくいようする
効果があるのです!

セッターのトスは基本的にはオーバーハンドパスで行いますが、状況によりアンダーハンドパスで行う必要がある時もあります。


 

例えば、レシーブが乱れてオーバーハンドパスではトスできない時などです。

セッターはこのような時も
正確で打ちやすいトスをアンダーハンドパスで
上げられるように練習しなくてはなりません!


では、何に気を付ける必要があるのか?
三本柱を紹介します!


①手の形

よく、言われるのが
両手で三角を作るということですが

これが本当に大切です!

実際に三角が作れてない

形は三角だけど、前後で手がズレている

こうなっていると
ドリブルに繋がります

この手の形は基本ですが
意外とラリー中だったりすると
出来てない人がいますので

疲れてきたりしたら
意識するようにしましょう!


②捉える位置



ボールを捉える位置ですが
おでこの前が基本です

状況によっては
おでこより高い位置の方が良い場面は
ありますが

基本はおでこの前です!

バックトスの時も一緒です。

おでこの前で捉えて
ボールをリリースする瞬間に

手首を返すようにして
バックトスを上げてください。

常に同じ位置で捉えるようにすると
同じトスを上げることに繋がります。

よって、正確性が上がるということです。



③手より大事な足の使い方


ここまで、手のことを
言いましたが

もっと大切なのは
足の使い方です!

何かというと


落下地点に素早く入ること!

ボールはどこに飛んでくるか分かりません。
なので、普段は軽く構えて

すぐに動けるようにしましょう。

そして、落下地点には
素早く入ることが大切です。

よく間違いがちなのが

ボールに合わせて落下地点に
入る人がいます。

これだと
動きながら手の形を作って
トスを上げることになり

動きながらなので
体がブレた状態で
トスを上げているので

トスも同様にブレることに
繋がります。

イメージとしては

落下地点に素早く入り
ボールを待つことです。

キチンと止まってトスを
上げるようにしまょう!



セッターが磨きたい能力②試合中の視野の広さ


セッターが磨きたい能力の2つ目は

「試合中の視野の広さ」

です。

セッターは試合中の視野の広さも重要です!

 


★さて、視野の広さとは何でしょうか?

目で見える情報

耳で聞こえる情報

身体で感じ取れる情報

これら全ての状況を理解して最善の手を打つことだと思います。何が言いたいのかというと!



・目で見える情報で周囲の状況を判断する

味方、敵のコートの状態、人の状態、
相手のローテーションなど目で
見える情報の全てを使って、
試合中に次はどのように行動をしたらいいか判断することです。


 

・耳で聞こえる情報で判断する

セッターはバックトスと呼ばれる背中側に
トスを上げる時があります。

人間ですから、背中側は全く見えていません。

なぜ一流セッターは見えていないのに正確なトスを上げれるのでしょうか?

それはトスを上げる前に事前に見た情報を基にある程度その先の動きを予測して、最後は耳で聴こえてくる音で判断するのです。



例えば、

スパイカーがトスを呼んでいる声、
スパイカーの足音、
ブロッカーが移動する音、


目で見えていなくともコートの状態は
判断することができるのです!


 

・身体で感じ取れる情報



これはレシーブでいう「読み」の事です。
つまり「勘」ですね!

 

今までバレーボールでセッターをして来た
経験を基に、次の味方の行動や相手の行動を
判断するんです。

経験がある人もいるかもしれませんが、
ボールを触る前からレシーブが飛んでくる方向が
わかったりする時があります。


 

「勘」という言葉にまとめると
偶然のプレーに聞こえるかもしれませんが、
脳が無意識に今までの経験を基にボールは
こっちにレシーブされるよ!って
教えてくれる時があります。


この身体で感じ取れる情報、
つまりは「勘」は多くの練習や試合で経験を
積んで初めて手に入れることができるものです。


セッターが磨きたい能力③試合中の瞬時の判断能力



セッターが磨きたい能力の3つ目は
「試合中の瞬時の判断能力」です。

 

セッターは動きながら瞬時にどこにトスを上げるか判断しなくてはなりません。

トスを上げる先はいっぱいありますが、
トスの種類やスパイカーの状態により決定率は
違うのです。

優秀なセッターは相手チームの
ブロッカーの動きなどを、
まるで外から試合を見ているようなトスを
上げることが出来ます。


 

これは上記の
セッターが磨きたい能力②試合中の視野の広さ」でもご紹介したように、

トスを上げる時に死角である
ブロッカーの動きも「目で見える情報」「音で聴こえる情報」「身体で感じ取れる情報」で使って
少し先の相手の動きを予測することができるんです!


また、瞬時の判断と言いましたが
五感だけでは難しいと思える場面も多々あると
思います。

そして、プロや強豪校も五感だけで
判断しているかというと
そうではありません。

何をしているのか?


予習です!


あらかじめ、対戦相手の情報を
頭に叩き込んでいます。

あの選手はどのように動くか?
この場面ではどの攻撃パターンでくるか?
自チームに対してどのような攻撃を
してくるのか?

この予習をするだけでも
かなり違います。

勉強と一緒です。
予習してテストに挑む者と
ノー勉でテストに挑む者では
どちらが点数を取れるかは分かりますよね?


初めての対戦相手で情報がない場合は
自チームの情報を頭に
入れておくと良いですね。

この時にうちは弱くなるな。
この場面でこの攻撃するとよく決まるな。

とかを頭に入れておくと
試合中に考えることが減って
楽を出来ます。


セッターは常に頭を使うポジションです。

少しでも楽を出来るところは
楽をしましょう!




セッターにとって最も重要なトスは?



以前、教えている学生にこのような質問を
されたことがあります。


 

Q.セッターの上げるトスで一番最初に練習して
   得意になった方がいいトスはありますか?


A.基本的には両サイドのトスの安定が大事です!

 


まずセッターが上げるトスで一番重要なトスはなんだと思いますか?

「やっぱり難しそうなクイックかな?」

「時間差攻撃などのコンビのトス!」


このようなトスが派手だし難しそうなので
最初に練習したくなると思います。

でも実際に一番難しくて重要なトスは
「両サイドへトス」なんです!

つまりレフト、ライトへのトスです。


★理由は2つあります。



コートを幅広く使うことでブロッカーを分散できるため!

→両サイドのトスが安定することでマーク
が分散するのでチーム力がアップします。

距離が遠いトスが安定するレベルになれば、
中のトスの習得は容易なため!

⇒近いところから練習すると
遠いトスに苦労します。


次に両サイドのトスが安定すれば、
クイック系をメインにしてトレーニングしましょう!年齢によりますが、

両サイドとA・Bが安定して使えるチームになる頃には中学生ならベスト4には入れるレベルになっています(スパイカーのレベルによりますが)。


 

数多くのセッターを見てきましたが、
基礎的な両サイドへの攻撃のが
安定して使えるセッターがいるチームは
攻撃力が高いです。

やはりコートの幅を広く使えるトスが
得意なセッターだと、相手ブロッカーも的を
絞りにくくなるのが要因なのでしょう。



セッターの具体的な練習方法はこれ!

ここまでセッターの魅力や必要な能力についてお話してきました。

ここからはかなり現実的な話になります。
効果の高いセッター練習方法について
お話ししたいと思います。


 

セッターの練習方法 両サイドへのオープントス


もっともセッターにとって重要と話していた
両サイドへのトスからお話しします。


両サイドへのオープントスを上げる場合の注意点

レシーブされて飛んでくるボールの方に
やや前傾姿勢で身体を向ける
ボールの落下地点へ瞬時に身体を運ぶ
(ボールの速度に合わせないようにする)

常に上目遣いでボールを見るようにする
(アゴが上がらないようにするため)
トスを上げる時に前に傾きすぎない、
後ろに反り過ぎないようにする

手だけでトスを上げるのではなく、
下半身から伝わる力でトスを
身体であげるようにする
トスの軌道は放物線を描くようにする



両サイドへのオープントスの練習方法①直上パス

この練習の特徴は1人で出来る事!
意外と難易度が高いので、ベテランセッターも
感覚を養うために行う練習です。

起立している状態で自分の真上に少し高めにトスをします。その上げたトスがまた自分の真上に来るようにトスをします。これの繰り返しです。

 

下の2つのことに注意して
直上パスを練習すると安定します。


①手だけでトスをするとトスがブレるので
 下半身を使ってトスを上げる意識をする

②アゴを上げすぎない、上目遣いでトスをする

 

トスを上げる時に下半身で
ボールをコントロールすることは基本なので
しっかり意識して練習しましょう!

バレーボールはどのプレーでも
「下半身を使うこと」「アゴを上げないこと」
重要です!


 

両サイドへのオープントスの練習方法②打ちつけたボールをトス


1人でも出来る練習です。
自分で地面に打ちつけて上がったボールを
追いかけて両サイドへ
オープントスを上げる練習です。

落下地点に素早く正確に移動するという動作が
「練習方法①直上パス」に追加されていますので
練習難易度が高くなっています。


これは実践に近く、
レシーブが乱れた時に素早くボールを
追いかけて両サイドにトスする動きと
ほぼ同じです。

このレベルの練習を安定して出来るようになれば試合で活躍できるかもしれません!


 ✔素早くボールの落下地点に入ること
(ボールに合わせてゆっくり移動しない)

✔落下地点に入ったらトスを上げる方向に
 身体もしくは背中を向けること

 


両サイドへのオープントスの練習方法③少し重たいボール(バスケットボールでも可)を使う


両サイドへのオープントスはセッターにとって
とても重要なスキルという事は
わかったと思います。

両サイドへのオープントスで
悩むポイントをいくつか紹介したいと思います。


トスが短かったり、長すぎたりする

高さが安定しなくてスパイカーがタイミングを
合わせづらい

トスに変な回転が掛かる
(ドリブルの反則を取られることが多い)

ネットを超えて相手コートにトスが上がる

両サイドへのオープントスはクイックやセミなど
中央付近の攻撃よりトスの精度が求められます。

両サイドへのトスが安定しない理由は
いたってシンプルです。


①オーバーハンドパスのハンドリングが
 安定していない

②落下地点に身体が入っていない状態で
 手だけでトスを上げようとしている

 


このどちらかが理由であることが多いです。
この2つのクセを直して綺麗な
オープントスを上げる練習方法があります。


用意するもの

少し重たいボールを用意します。
トレーニングボールと呼ばれる
見た目は普通のミカサやモルテンのボールですが
重さが1kgや2kgあるトレーニング用の
バレーボールがあります。


無ければバスケットボールでも可能ですが、
サイズが違うので少し感覚が狂います。

なぜトレーニングボールやバスケットボールなど通常のバレーボールと違うボールを使うとトスが安定するようになるのでしょうか?

答えはこれ!

✔ボールが重いので手だけでトスを上げることが
 できないので、
 必然的に全身を使ってトスを上げるようになる。

ボールが重いので、オーバーハンドパスの
 ハンドリングが少しでも悪いと
 ボールがまともに飛ばない。

ボールが重たいから必然的に
 一番ボールが飛ぶ方法を身体が探し出す訳です。

 


通常のバレーボールが500g程度なので、
約4倍の重さがあります。

一度試してみたらわかりますが、
このトレーニングボールを腕だけでトスをするのは
かなりの腕力がいります。

下半身を使ってボールをトスする感覚が
身に着くのでセッターには最適ですね!


セッターの練習方法 Aクイックの注意点

センターのポジションの選手が主に行う攻撃です。
Aクイックはバレーボールの攻撃の中で
一番速い攻撃です。

スパイカーが先に助走をして、空中で待機しているところにセッターがトスを合わせる!
これがAクイックです!


Aクイックは先に空中にいるスパイカーに
セッターが正確なトスを運ぶ必要があります。

空中にいるスパイカーはトスが少しでもズレると
スパイクを打つことができません。

Aクイックは最速の攻撃ですが、
トスを上げる時は速いトスを上げるというよりは
ボールをスパイカーの打点に
優しく置いてきてやるイメージが近いです。

Aクイックのトスの上げ方の流れ

レシーブされたボールの落下地点に素早く入る。

高くできるだけ上にジャンプする。

スパイカーの位置を空中で確認する。

スパイカーの打点にボールを置くようにトスをする。

 


Aクイックのトスは置いてきてやる!
これが大事なポイントです。


 

変にトスを流しすぎたり、
雑に扱うとスパイカーはとても打ちにくいです。

セッターが空中に丁寧に置いたボールを
スパイカーは叩くだけ!
このイメージで練習しましょう!


実際に得点になるAクイックのトス

クイックはスパイカーからすると真下に打ちたくなるトスです。

どのスパイクにも共通して言えることですが、
スパイクを真下に打っているうちは試合では
得点できませんし、
勝負所でそんなスパイカー使い物になりません。

 


理由は簡単です。


スパイクの通過点が低いとブロックされやすい

落とすスパイクはネットにもかかって
失点する可能性が高い

落とすスパイクはブロックにまともに当たるため
ブロックアウトなどのポイントには繋がらない


スパイクを真下に打たない様にするには
どうすればいいのか?

トスを少しネットから離してあげればいいんです!目安としては40~50cm程度です。


 


トスを離すということは
ブロッカーとの距離も離れます。

それによりブロックを避けて打つコースが
広がるメリットがあるんです!

足の長いスパイク
(コート奥に打つようなスパイク)を
打っているうちはシャットアウトなんて
中々されるものではありません。


 

勝つためには重要なスキルなので、
普通のAクイックが打てるようになったら
トスを少し離しても打てるように
練習しましょうねー!

セッターの練習方法 Bクイックの注意点

Bクイックは速攻の中で2番目によく使う攻撃です。チームによってはBクイックが
主体のチームもあります。



BクイックはAクイックより
セッターとスパイカーの距離が遠いのが特徴です。

Aクイックよりレフト側に2mほど離れた位置で
スパイクします。

2m先の空中にいるスパイカーに
トスを合わせる必要があるので
失敗のリスクも高いです。

その分、相手ブロッカーも
マークしづらい攻撃なので、
相手チームを翻弄できる攻撃でもあるんです!


★Bクイックのトスについて詳しくはこちら!


【トスが安定する!】Bクイックをトスする時に意識すべき2つのポイントトス

【トスが安定する!】Bクイックをトスする時に意識すべき2つのポイント

 


BクイックとAクイックの違い

✔Aクイックよりもセッターから
 トスが離れているのでブロックされにくい

✔Aクイックよりもセッターからスパイカーが
 離れているのでミスが出やすい

✔多少レシーブが乱れてもBクイックは使える

✔なんかカッコいい(笑)



セッターの練習方法 Bクイックのコツ

BクイックはAクイックと違い
セッターとスパイカーの距離が
2mほど離れています。

そのため、Aクイックにように
置いてくるトスを上げると
トスが届かずスパイカーが打つことができません。


セッターがBクイックを上げる時の
意識で大事なポイントは、
レシーブされたボールを
「すばやく前に運ぶようなトス」をすることです。

ただ力いっぱい腕を使ってトスを上げると、
ミスが出たり、スパイカーが
反応できないスピードのトスになってしまうので
失点のリスクがあります。


そのため、Bクイックのトスは
少し放物線を描くトスが理想です。

そうすることでスパイカーが
とても打ちやすいトスになります!


Bクイックのトスの注意点

すばやく前に運ぶようにトスを上げる

少し放物線を描くトスだとスパイカーが打ちやすい

 


スパイカーの打点にトスを上げる点は
Aクイックと変わりはないので、
意識して練習してみてくださいね!

トスを放物線を描くようにあげる理由

トスを激しく指で突いてBクイックを上げると、
トスは直線的になってしまいます。
直線的になると、スパイカーが打てるポイントは
1つになってしまいます。

 


直線的ではなく放物線を描くメリットとしては
2つあります。


スパイカーがクロスにスパイクしたい時には
早めにボールを叩いて対応できる

ストレートに打ちたいときは
少し待ってスパイクする対応できる

 


このようにスパイカーが空中でコースの
打ち分けが簡単にできるようになるんです。
トスの質でスパイカーの打てるコースが
変わってくるのです!


×激しく突いた直線的なBクイック

○やや放物線を描いた素早いBクイック



以上が青葉のバレーの内容となります。
如何でしたか?

トスに対する疑問は晴れましたか?

セッターは経験が物を言うポジションでも
あります。

今回学んだことを練習して
試合で経験を積みましょう。


瞬時の判断とかは
経験がないと出来ないところも
あります。

難しいポジションですが
楽しいポジションでもあります。

スパイカーを支配して
勝たせるセッターになりましょう!


内容が良ければいいねお願いします。

他にも
「カラスのバレー」「ネコのバレー」
ありますのでご覧下さい。

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