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「地球に落ちて来た男」

デヴィッド・ボウイ主演の「地球に落ちて来た男(The Man Who Fell to Earth)」(76年・英、ニコラス・ローグ監督)。

昔、あのボウイ初主演ということでカルト・ムービー化されてたかなぁ。で、やっと観れたわけだが…つまんね〜。俺的には駄作だな。

ムダにめっちゃ長い。この内容だったら80~90分くらいで良かったよ。

現実と過去が交差したり、いきなりの回想シーンだったり、ゴチャゴチャ細かい場面があって整理されてなくてストーリーがわかりにくい。最初から思いっきり前衛だったら意味があると思うけど、なんか中途半端で終わってる。

ただ当時、グラム・ロックのスターとして人気絶頂だったボウイの、線の細い中性的で透明な美しさだけが際立ってる。世俗にまみれた人間ではなく、まさに異世界の宇宙人の様だ。絡みでボウイのヌードもいっぱいあるけど、男らしい筋肉の凸凹もなくて、性を全く感じないスッと細い滑らかで真っ白な身体。赤いショートヘアがピッタリだ。

遠い惑星からの宇宙船がアメリカの砂漠に不時着した。乗ってた宇宙人・トミー(ボウイ)は枯渇した母星から妻と子供を残して独り逃れて来たのだ。彼はまもなく地球で事業を起こして成功する。ホテルに泊まった時にトミーは気絶してメイドに助けられる。トミーはそのメイドと親しくなり同棲するが、彼女に興味を示さない。トミーは新事業として宇宙有人飛行計画に乗り出す。彼は故郷の星に残してきた妻と子供に想いを馳せて帰りたがっていた。時が経って皆歳を取るけどトミーだけは若いまま。トミーの挙動に不信を抱き彼を検査して真実を知った仲間達は彼を監禁するけど抜け出して、アル中になってしまった…といったような難解ともいえるストーリー。

メイド役が「アメリカン・グラフィティ」に出てた可愛い女の子で、ボウイとの絡みで惜しげもなくオール・ヌードを披露している。ボウイもイチモツが見えそうだ。

矛盾やコレはオカシイだろってところが多々だけど、ボウイのカリスマ性が帳消しにしてるということにしとこう。ボウイだけで持ってる映画だ。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。