片麻痺の障害

片麻痺の障害は、単に手脚を中心とした身体の麻痺だけではない。

脳の神経細胞がやられるからだろうか、様々な体調不良に悩まされることも多い。

これも人それぞれだろうが、ステージ3以上の重い麻痺となると、麻痺側のしびれや、主に腱を中心とする痛さ、鉛のように感じる重さ、倦怠感、異常な疲れ、過緊張、圧迫感、震え、肩こり、そして、亜脱臼…中には腹痛や下痢、頭痛、感情障害、精神的なうつ症状等々、原因不明と思える体調不良に襲われることも。もう50も半ばだから、更年期障害もあるかもしれないけど。

脳出血の発症から6年が過ぎようとしている今も、以前ほど酷くはないが、たまに、これらの症状が出てくる時がある。

痛みなどのハッキリとわかる症状は、薬で和らげる方法もあるけど、耐性ができてしまい、次はもっと強い薬をとなるので、これまでも、処方されても、ほとんど使ってこなかった。

ある意味、この障害を背負った者の宿命だと思い、例え痛くても、無理をして外に出てウォーキングなりをして、リハビリを続けて身体を動かすことにしてた。そのうち慣れるだろうと考えて。そして、実際に慣れてきたと思う。

今はコロナ禍で難しいけど、なるべく外に出て活動すべきだと思う。障害を負う以前よりも。

バランスの崩れた身体なので、とにかく動くことで自然と体幹が鍛えられると思うし。もしかしたら壊死した細胞の周りの生きている細胞が新たに手を伸ばす可能性があるかもしれない。

スクワットと各種腹筋運動、腰回りの筋肉を中心とした体幹トレーニング(時にダンベルを使って)、それにウォーキングは欠かせないと思ってる。加えて、麻痺側が固まることがないように柔軟運動をはじめ、正しく動かすことも。

片麻痺になったことは、自分の身体を知るきっかけにもなった。血圧を下げることから日々の食事内容、水分補給、リハビリトレーニングの重要性、再発の防止策、日常の生活のことまで…。

脳の一部が出血によって死んでしまったから、イメージでしかないけど、他の生きてる部位をなるべくフルに使ってやろうと思い、時間の許す限り、本を読んで、映画を観て、他、様々な表現に触れて、思考・哲学することもまた、脳のリハビリだと考えている。

脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。