【映画】「ヘレディタリー/継承」

2018年の米ホラー「ヘレディタリー/継承(Hereditary)」。

監督は「ミッドサマー」のアリ・アスターで、これが長編デビュー作。

“21世紀最高のホラー”などとめっちゃ評価が高いから観たけど、そんなに怖くもないし、大したことないやん。

簡単に言うと、日本のコックリさん(キューピッドさん)みたいな“降霊術”と、それに絡むカルト教団の話ね。カルト教団が関わってるところは、確かに「ミッドサマー」のようでアリ監督らしいかも。

カウンセリングを必要とするサイコっぽい主人公の母親に、カルト教団のメンバーだった死んだその母親、距離を保った冷たい父親に、精神を病む息子と、事故で首チョンパして死んだ娘の家族のお話。

降霊術で娘の霊を呼び出して、ついには息子の身体を利用して悪魔ペイモンが復活する。

ホラーとしてのストーリーはシッカリとしてるが、2時間超えは長いと思うよ。この手の話だったら、せいぜいコンパクトに90分くらいで良い。

つまりは、死んだお婆ちゃんから母親、娘、息子とサイコパスは継承してるってことだろうか。カルト教団に洗脳されてしまうと、血のつながりのある者にまで影響を与えるってことだろうか。家族の誰もが先天性の遺伝による精神疾患を抱えてるということかな。霊や悪魔などよりも、生きてる人間の非日常の狂気の方が数倍怖いのは確かだ。

娘役の女優さん、随分と個性的な顔立ちだね。

カルト教団に属してた祖母の死をきっかけに、忌まわしい“何か”を受け継いでしまった家族の悲劇だね。似たような映画で「死霊館」ってのもあったね。

あ、BGMだけは個性的でダーク・ゴシック・インダストリアルみたいで俺好みだったけど。でも、嫌な感じのサイコ映画ではあるけど、怖いホラーではないと思う。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。